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____you





「亜嵐の話されると、すげぇムカつく。
亜嵐じゃなくて俺だけを見て欲しいって思ってた。」

「あの、えっ…と。」

「分かってる、Aは亜嵐が好きってこと。
困らせてごめん…でも俺はAが好き。」


抱きしめる力が強くなって

ちょっと苦しい。


「た、剛典…苦しっす。」

「あ、ごめん!」


さっと離れる剛典の体。

静かに時間だけが流れてく。


「俺行くわ。」

「…ねぇ剛典。」

「自分に素直になった方がいいよ。」


さっきとは打って変わって

にこっと笑い手を振り出て行く剛典は

いつもの剛典だった。



私の心はもやもやしたまま。

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作者名:ちゃむ | 作成日時:2018年12月28日 23時

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