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____ALAN




「ちょっと待っててね〜。」


お店に行く途中、

ふらっとパン屋さんに入って行き

小さな紙袋を持って帰ってきたメンさん。


「何買ったんすか。」

「ここのミックスサンド
Aちゃん好きだから差し入れにと思って!」

「ふーん。」


もうさ、どんだけ仲良しなの、Aさんと。

メンさんにヤキモチ妬くとか

無理なんですけどー!!

ヤキモチがバレないように

いつもの俺を演じながら心で叫んだ。


「ここだよ、Aちゃんのお店。」


さっきのパン屋さんから歩いてすぐだった。


「little…か。」


小さくて可愛いお店。

お店の前にあるボードには

可愛らしい文字でメニューが書いてあった。


「あ、Aちゃん。」

「っえ!」


その言葉を聞いて

すぐさまメンさんの後ろに隠れた俺。



「メンディーくん…と、亜嵐くん。」


「亜嵐くんがさ、どうしても一緒に
来て欲しいって言うから今日は付き添い。」

「しーっ!それ言っちゃダメ!」

「ふふっ、仲良しだね。」


Aさんに笑われたじゃん。

もう余計なこと言うなよな。

そんな騒がしい俺たちを

Aさんは優しい笑顔で迎えてくれた。

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作者名:ちゃむ | 作成日時:2018年12月28日 23時

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