LITTLE＊TWINS (ページ10)

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____YOU

「メガネだっさ。」

泣き腫らした顔はどうしようもなくて

最終兵器

伊達眼鏡で誤魔化すことにしたのだ。

「可愛いって言ってよ。」

「ぶす。」

「んー！ばか！」

メ「はいはいはいはい
Aは可愛いし眼鏡もダサくないから、ね？」

私たちの仲介に入るのは

いつもメンさん。

それはまるで子守をするパパのよう。

裕「あいつら親子にしか見えへん…」

隼「もう親子っすよ。」

「「親子じゃねーから！」」

龍「さすがtwins。」

楽屋はどっと笑いに包まれた。

「みなさんスタンバイお願いしまーす。」

スタッフさんが私たちを呼びに来ると

空気は一転した。

亜「はい、集合～」

亜嵐くんのふわっとした合図で円陣を組む。

そのふわっと感が緊張をほぐしてくれる。

亜嵐くんは普段

ふざけてばっかだけど

オンオフ切り替えが上手くて

やっぱりリーダーだなって思うよ。

亜「俺らの夢が一つ叶う日です。
新たな一歩を踏み出す日。
心を一つに。」

静かに目を瞑り力強く手を握る。

玲於に抱き締められたとき

すごく安心したのを覚えてる。

大丈夫。

私は1人じゃない。

玲於の思いが

そう確信させてくれたんだ。