LITTLE＊TWINS (ページ8)

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____REO

メ「玲於がAのこと泣かした！」

亜「あーあ、いーけないんだ、いけないんだ！」

楽屋に戻れば

第一声はメンさん。

亜嵐くんもそれに乗っかって

超うるさいんですけど。

涼「あの、亜嵐くん、メンさん、空気読みましょ？」

涼太くんが冷静に言った。

「「ごめんなさい。」」

龍「なんで泣き顔なん。」

不思議そうに心配そうに言う龍友くん。

Aが不安そうに俺を見つめるから

大丈夫の意味を込めて頷いた。

「…みんなに話したいことがあるの。」

みんなはいつもと違う雰囲気を感じたようで

いっきに真剣な顔になった。

「デビューするのが…怖い。
私が居ることでジェネが
色眼鏡で見られるのが嫌で…
私が居ない方がいいんじゃないか
って思うこともあって…」

言葉に詰まるA。

静かに時間が流れ

亜嵐くんが口を開く。

亜「なんとなくさ
Aと俺らの間に壁を感じてたんだよね。
でもその理由が分かってよかった。
Aが居なきゃGENEじゃないし
Aが居たからここまで来れたんだよ。
大丈夫、俺たちがAを守るから。」

やっぱり亜嵐くんはリーダーだ。

きっとみんな同じことを思ってて

全部代弁してくれて。

鼻をすする音がする。

また、泣いてる。

そんなAと俺を囲うようにみんなが来た。

裕「もっと俺らを頼ってや。」

隼「頼りないかもしれないけど
Aを受け止める準備は万端だから！」

涼「俺らはAの味方だよ。」

龍「いらんプライド捨てて
どーんと甘えればええねん。」

メ「8人でGENEなんだからさ。」

「…ありがと…私ってめーっちゃ幸せ者だね。」

Aが心の底から笑えるように

俺はAを

守ってく。

だからもう

泣かないで。