LITTLE＊TWINS (ページ32)

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____YOU

目を開けると真っ白な天井。

ここは…どこ？

隼「Aが起きた！」

「うるさ…。」

大声で叫ぶ隼くん。

マジでうるさい。

頭に響くんですけど。

「なんで、泣きそうなの…？」

今にも泣きそうな顔しているみんな。

玲於は、泣き腫らした顔。

メ「階段の踊り場で倒れてて、病院に運ばれたんだよ。
おでこ、3針縫ったって。」

「…あ。」

視線を天井に戻し思い出す。

背中に残る誰かに押された感覚。

多分あのとき私は誰かに押されて

階段から落ちたんだ。

そのときに甘い香水の匂いがして…

玲「あ、じゃねーよ。
…なんともなくて良かった。」

ふと現実世界戻れば

珍しく砂糖な玲於。

優しく私の頭を撫でた。

H「A！」

美「Aちゃん！」

「…ヒロさん、美憂さん。」

ヒロさんと美憂さんが

切なそうな顔をして入ってきた。

みんなに迷惑かけちゃったな…。

H「大丈夫か？」

美「Aちゃん…」

「大丈夫です！超元気！」

涙を溜めながら

私のほっぺを撫でる美憂さん。

あれ？

この匂い…。

まさか、ね。

階段から落ちる瞬間と同じ匂いが

美憂さんから感じた。