52話 ページ2
次の日。
絵里「希、おはよう」
希「えりち早いね」
絵里「そうかしら？」
希「うん」
絵里「ご飯食べて学校行きましょ？」
希「せやね」
絵里の作った朝食を食べて学校に向かった。
希「今日楽しみやね」
絵里「そうかしら？いつもと変わらないわよ、変わるとしたら…」
希「それは言っちゃあかんよ」
絵里「そ、そうね」
いつもより遅くいえをでてしまったせいか、部室にはもうみんな来ていた。空気は笑顔に溢れている感じだが、その裏には悲しみも混ざっていた。
海未「遅いですよ」
希「ごめんな〜、うちが寝坊してしまったんよ」
にこ「希が、ねぇ」
希「にこっち、それ以上言うとワシワシするで〜？」
にこ「まだ言ってないわよ！」
真姫「それで、机の中って意味分かったの？」
絵里「あ、それは分かったわ」
花陽「なんだったの？」
絵里「私の部屋の机の中に、手紙が入ってたの」
穂乃果「学校の机じゃなかったかー」
絵里「その手紙を読もうと思って」
ことり「それって」
絵里「勿論、私の事も書いてあるけど、みんなの事も書いてあったから」
穂乃果「なんか嬉しいな」
凛「絵里ちゃん早く読むにゃー！！」
絵里「えぇわかったわ」
絵里は手紙を読み始めてから15分が経った。みんな目を赤くして絵里の話を聞いていた。
絵里「以上よ」
にこ「意外といい事言うじゃない…」
穂乃果「Aちゃん、よく穂乃果達のこと見てくれてたんだね」
ことり「うん、凄く嬉しい」
希「期待には応えないとやね！」
真姫「そうね」
A『頑張ってね』
9人「あ、」
凛「今、Aちゃんの声聞こえたよね？」
花陽「うん、確かに聞こえたよ」
絵里「私も聞こえたわ」
その声はみんなに聞こえていたらしい。
穂乃果「うん！それじゃ、ラブライブ！優勝目指して練習だぁ！！」
8人「はい！」
Aがみんなの背中を押したかのように、屋上に向かって、走って行った。部室の机には、手紙だけが置いてあった。
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作者名：ハム太郎 | 作成日時：2020年5月19日 22時
