77話 ページ27
ホテルにて
佑「……」
寝ている莉緒を見つめる佑
そんな中莉緒は夢を見ていた
〜夢の中〜
莉『お父さーん!!』
幼い莉緒が父の名を呼び走る
父『莉緒!!来るな!!』
父が叫ぶと同時に
莉『え…』
父が目の前で殺される
莉『お母さん?お父さん?』
父の隣には母が
莉『どう…して』
父と母の前に立つ人物に尋ねる
?『どうして?それはもちろん悪魔の力を俺のものにする為だ』
その人物はニヤリと笑う
莉『悪魔の力って…。〇〇も悪魔じゃん…』
?『持ってるけど俺はハーフ。完全じゃねぇ』
莉『まさか…。皆殺したの?』
?『ああ。…残りはお前だけだ(ニヤリ』
そう笑って莉緒に近づく人物
莉『幼馴染の私も殺すの?』
?『当たり前だろ』
その人物は莉緒の目の前に来ると刀を振り上げる
?『バイバイ』
もうダメだと思った莉緒は目を閉じる
?『莉緒!!』
刀を振り下ろされる前莉緒は誰かに抱えられる
?『まだ生きていたのか!祐二!』
莉『お兄ちゃん…』
涙目で見る莉緒を抱えながら飛ぶ兄祐二
?『逃がすか!』
祐『くそ…。せめて莉緒だけでも…』
祐二は何かをブツブツ呟く
飛んでいる空間が歪む
莉『お兄ちゃん…?』
祐『莉緒』
祐二は微笑むと莉緒に何かを持たせ歪んだ空間へ放り込む
莉『お兄ちゃぁん!!』
手を伸ばしても届かない
空間が閉まる直前
?『邪魔しやがって!!』
祐『莉緒は殺させはしない!』
歪んだ空間の前に立ちはだかり祐二は…
莉『おに…い…ちゃん…』
刺し殺された
莉緒の頬に涙が一粒零れ落ちる
零れ落ちた涙は1本の花にかかる
その花は祐二が大好きな向日葵
向日葵の花言葉は
“私は貴方だけを見つめる”
それは祐二が死んでも莉緒だけを見守っているという意味だった
莉緒side
はっと目を開ける
莉「またか…」
もう何回目か分からない
佑「またあの時の夢を見ていたのか?」
莉「佑…」
コクンと頷くと佑は頭をよしよしする
佑「取り敢えず風呂入りなよ」
莉「そうする」
そう言って風呂に入った
?side
何処かの空間にて
?「今度こそ殺さねぇと」
そう呟きニヤリと笑う
?「あの時は祐二に邪魔されたがもう俺を邪魔する者はいない」
足を組み直し
?「もう少ししたら動くか」
楽しそうに笑う
?「クオーターと言えどもあいつは強いからな」
祐二も彼女の母親も
2人とも強かった
?「お前の力を手に入れれば俺は永遠の命と力を手に入れる」
そう言って高らかに笑う
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←76話
69人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
1111 - 最高です! 更新してもらえたら嬉しいです(*_*) (2017年3月11日 20時) (レス) id: dabe01b829 (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - これの前回はありますか?なかなか見つからないです (2016年12月17日 17時) (レス) id: 27b91ac37c (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - こんにちは!いつもこの作品の更新を楽しみにしてます!しかも、面白いし!大好きです!!ところで、67話なんですけど、「快斗」ではなく「キッド」ではありませんか?間違ってたらすみません (2016年6月25日 15時) (レス) id: 172bef7127 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葵 | 作成日時:2016年5月13日 1時