【名探偵コナン】 悪魔の奏唄 2

51話 ページ1

コナンside

ピッピッピッ

静かな部屋に聞こえる機会音

この部屋にいるのは俺と寝ている榊原莉緒

がチャッ

佑「いつ起きるか分からないそうだ」

西中佑は真顔でそう言う

佑「もう22時だ。子供は帰った方がいいんじゃねぇか？」

コ「……」

帰りたくない

その気持ちが大きい今、俺は西中佑をチラリと見ただけで動こうとしない

佑「はぁ…」

西中佑はため息をつくと

佑「帰る気なさそうですよ」

と扉の奥に向かって言う

すると扉が開いて

？「コナン君…」

蘭が入ってきた

蘭「帰ろ？」

いつもならうんと言うところだけど

コ「帰らない」

帰るなんて嫌だ

すると西中佑と蘭はコソコソ何か話し合うと蘭は病室から出た

それからシーンとした病室で俺はただ莉緒を見つめる

その内だんだん瞼が落ちてきて

コ(寝るわけには…)

俺は寝てしまった

夢の中で誰かが俺を抱き抱えて移動するのを感じた


朝

目が覚めると…

コ「ここは…」

俺は自分の部屋にいた

蘭「コナン君起きたー？」

コ「僕昨日病院にいたはずだよね？」

蘭「うん。コナン君寝ちゃったから連れて帰ってきたの」

コ「何で余計な事するんだよ！！」

俺はそう叫ぶと部屋を出る

蘭「コナン君…」

蘭が泣きそうな顔をしているのに気付かずに

スケボで飛ばす

もしかしたらもう起きてるかもしれない

早く会いたい

そんな気持ちを胸に病院へ向かう


病院へ着くと慌ただしかった

そこには見覚えのある人がいた

コ「安室さん！？」

安「コナン君…」

振り向いた安室さんは俺を見て何か言おうとして口を開いた時

看護師「榊原さんがいないんです！」

医師「そんな馬鹿な！あの怪我で何処へ…」

医師と看護師の会話が聞こえてきた

莉緒がいない？！

コ「どういう事ですか！？」

看護師「朝部屋を見たら誰もいなかったの」

コ「西中佑も！？」

看護師「お連れの方もよ」

医師「どうやって病院から出たというんだ…」

頭を抱えながら医師はそう呟く

安室さんは外を見ながら

安「何処へ行ったんですか…」

悲しそうな顔でそう呟いた

俺も同じように外を見た

コ(一体何処へ…)


彼らに隠れて事を見ていた赤井は

赤「やはり…。消えたのか」

ポツリとそう呟いた

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