＊good morning ページ2
side ( junta )
( 今日は手足が悴む寒さですね。コートが手放せない1日となりそうです。
今日の最低気温は2度____、)
無駄にだだっ広い画面を横目に、マグカップに
手を伸ばす。
ああ、今日はそんなに寒いんか。せっかくの休日
だというのに、これではまともに出歩けない。
まあ、職業柄 ショッピングを楽しむ、なんて事は
難しいが、せめて綺麗な景色でも見ながら散歩でも
と考えていた所だったが__、
しょうがない、今日はここでゆっくりするか。
お偉いさんからの依頼も無さそうやしな。
二口目に行こうとカップに手を伸ばしたその時、
べたん、べたんと少し重めの足音が聞こえてきた。
少し鼻歌を歌っているのも聞こえる。
「ふはっ、朝からご機嫌やなぁ 」
つい、笑みがこぼれる。彼の行動はいつ見ても
面白い。本人に言うと流石に可哀想なので、
心の中に留めておこう。
バタッと豪快に扉を開けた後、彼はこちらを視界に捉えて、何やら嬉しそうに微笑んだ。
「おっはよ、淳太君 」
「おぉ、おはよう、照史。朝から何か楽しそうやな。」
彼の名前は、桐山照史。このチームのムードメーカー的存在であり、_俺の恋人である。
「まあな。久々の休みやし、嬉しいやん。」
__淳太君ともゆっくりできるし、
そう言って、彼は俺に近づくと、 頭をふわっと撫でた。__いきなりは心臓に悪い。
「っ、もう、何やねん、急に 」
突然あんな事をしておいて、彼は何事もなかった様に俺の隣に座った。そして、何処ぞのガキ大将みたく がはがは と笑った。
「まだ他の奴らは起きて来おへんのか。
おっそいなあ。起こして来よか？」
「いや、昨日も依頼あったし。もう少し寝かせとこ
うや。」
「_そうやな。」
そろそろ、他の奴らも起きる頃だろうか。
(特別捜査官らしさはゼロですが、
後からしっかり出すので少しお待ち下さい。)
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作者名：おみかんぽ | 作成日時：2020年2月8日 21時
