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跡「花町なんて、やれば出来るじゃねーの。学校はいつも遅刻してくるくせに」
うっさい、おーきなお世話や
てか何で知ってんねん、キモいで先輩
跡「あーん、俺様にわからねぇことなんてねーよ、ばーか」
そして何も言ってへんのにウチの心の声の質問に答える先輩
・・・キモい通り越して怖いわ、先輩
貴「じ、時間もあるみたいやし、ウチらちょっとトイレ行ってきます。いこ、吹雪」
言っとくけど、先輩から逃げたいとかやなくて、まじでトイレ我慢しとったんよ
吹「えー、私景吾と一緒にいたいわ」
こんの裏切り者・・・！
跡部先輩と吹雪を二人きりにするほど不本意なものはないけど、何せ我慢できそうになかった
３分
そう心に誓ったウチは近くのトイレにダッシュした
近く言うても二人の姿が見えない程度には遠いとこにあるけど
トイレを出たウチは時計を見る
さっきの時刻から２分たっとった
貴「あと１分や！」
そう呟いて愛しの吹雪、変態王様のもとに走り出そうと地面を蹴ったその刹那
？「あの、すんません！ちょっとええですか？」
貴「ふぇ！？」
突然聞こえた忍足先輩のと違う関西弁の男の人の声にウチは驚いて体勢を崩し、派手にコケた
幸い腕がクッションになったお陰でウチの顔は守られた
まぁ、その代わり腕をちょっと擦りむいとるけど
？「！？すんません、大丈夫ですか？」
そう言ってまだ顔も見とらんその男はウチに手をさしのべてきた
低い、でもどこか優しい、心地のいい声やった
貴「はぁ、すんません。ウチの不注意です、気にせんといてください」
そう言ってウチは顔を上げた
・・・・・・あれ？
？「え、関西弁！？てことはあんたも関西の方の人な・・・」
顔を合わせた瞬間ウチら二人とも固まってしもうた
その人はミルクティーみたいな綺麗な髪色で黄色と緑のジャージに身を包んだかなりのイケメンやった
でもウチは別にイケメンやからフリーズしとるわけやない
その顔にすごく見覚えがあったからや
成長して、別人みたいに格好ようなっとるけどウチがその顔を間違えるはずがない
その証拠にウチだけやなく目の前のこの男も固まっとる
？「A・・・なんか・・・？」
ウチの幼馴染みで
兄貴分で
初恋の人
貴「久しぶりやな、蔵ノ介」
その名は白石蔵ノ介
さぁ、一生忘れられへん瞬間がやって来た
これから、かけがえのない未来への扉が開く
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花海アリス(プロフ) - ホントだ、ご指摘ありがとうございます！！蔵ノ介ですね！すみません、なおします！他にも何かあったら言って頂けると嬉しいです！ (2022年2月22日 12時) (
レス) id: 23b2334824 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - はじめまして、小説読ませて頂きます！すみません、もしお気づきでしたら白石くんの名前の漢字間違えていらっしゃるのでお手隙の時に直された方がいいかもしれないです。突然失礼致しました。 (2022年2月22日 11時) (レス) id: ed37ae653c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花海アリス | 作成日時：2022年1月3日 15時
