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それから二週間経ったある日のこと
貴「ええ加減にせい、日吉！！」
日「貴様こそ、馬鹿も休み休み言え花町！！」
初めこそ、UFOはいるいないやったり、子供騙しやそうやないやっていうあの本に関する言い争いばかりやったけど、最近では日常の些細なことでもめるほどウチと日吉の喧嘩は恒例行事になっとった
そして今日もウチと日吉は絶好調でもめにもめる
もはや二人の喧嘩を見るんが朝の日課や言うてクラスの奴らもだーれも止めへんのや
口出しされへんことをええことに
調子に乗んなよ、日吉！
そんなうちらの今日の喧嘩を止めたんは背がめっちゃ高い男子やった
？「日吉、女子相手にまた喧嘩してるの？
いい加減やめなよ」
日「なんだ鳳、俺は喧嘩なんてしてない。
自分の意見をこいつに言っているたけだ」
鳳「・・・それが今みたいにヒートアップした状態を世間では喧嘩って呼ぶんだよ・・・」
鳳、と呼ばれた男子は困り顔で日吉の奴を止めてくれた
そして、ウチに向かってごめんね、と代わりに謝ってくれた
端正な顔しとるイケメンで、この身長でこんなに優しいやなんてモテるやろなぁ
日「それより鳳、何の用だ。どうせ他にも用事があったんだろう」
鳳「あ、そうだった！これ、跡部部長から今度の練習試合の」
そうやってウチのわからん会話に入っていく二人
そう言えば日吉はテニス部やったっけ
跡部部長とか言うてる辺り鳳君もテニス部なんやろなぁ
場違い感に気まずくなって、二人のもとを離れようとした
鳳「あ、待って！花町さん！」
なぜか鳳君に呼び戻された
貴「な、なんですか？」
鳳「俺たちがテニス部だってことは知ってるよね？その・・・今度ウチの学校で他校との練習試合をするんだけど見に来ない？」
日「な、鳳本気か！？こんなやつ誘うなよ、こいつ絶対ミスったときとか煽ってくるタイプのやつだぜ！！」
日吉はウチをなんやと思ってんねん
どっかの空気読めへん男子と勘違いしとるんちゃうか？
それに鳳君は多分、自分から誘っとるわけやない
貴「・・・それ、どーせ跡部先輩の命令やろ？」
うん、となんだか申し訳なさそうに首を縦にふる鳳君
本来や
本来やったらあんなんと関わってもええことないし、この件も断るんが身のためちゅうもんや
でも跡部先輩はウチの弱点を知ってる
貴「鳳君、吹雪も誘ったんか？」
鳳「氷川さん？うん、誘ったよ氷川さんも行くって」
ほら、人質取られた
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花海アリス(プロフ) - ホントだ、ご指摘ありがとうございます！！蔵ノ介ですね！すみません、なおします！他にも何かあったら言って頂けると嬉しいです！ (2022年2月22日 12時) (
レス) id: 23b2334824 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - はじめまして、小説読ませて頂きます！すみません、もしお気づきでしたら白石くんの名前の漢字間違えていらっしゃるのでお手隙の時に直された方がいいかもしれないです。突然失礼致しました。 (2022年2月22日 11時) (レス) id: ed37ae653c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花海アリス | 作成日時：2022年1月3日 15時
