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クスクスと言う女子の笑い声が聞こえてくる
見てみるとおしゃれ番長気取っとるクラスの女子共が集まってこちらを見てきよった
もしかしなくても彼女らの仕業のようだ
おのれピエロ共の分際でｪ・・・！
キッときつく睨みをきかせてやると、そいつらは少し怯んだような顔をしたがそれは次第に余裕の笑みに変わり、「花町さんこわぁい〜！」というぶりっ子にまで成長を遂げた
女１「私らを睨んでないで早う食べなよ花町さん、ウチの学校完食するまでは昼休み使ってでも食べなあかんの知っとるやろ？」
悪役そのものの微笑みでそういう女子
かなりムカつくが彼女の言う通り、完食出来ひんやったらウチが先生に怒られてまう
もう給食時間も残り少ないから減らすことも出来ひん
クソッ、どうせいゆーねんこんなの
そんな思いで彼女らをもう一度睨もうとしたその時
謙「Aー！ってあれ？なんや、まだ食べよったんか！」
ハンバーグの怨念もとい謙也が手をブンブン振ってウチの教室の廊下側の窓から顔を出した
謙也を見て、まずいという顔をした女子たちの顔が続けて現れた人の存在に気付きさらに歪む
その人はウチを見るなり何かに気づいた顔をして颯爽と教室の中に入ってきた
それに動揺する謙也をスルーしてウチの机の前に駆け付けてくれたヒーローは紛れもなく幼馴染みの蔵ノ介
横目で女子たちを見ると、女子たちはもう真っ青やった
当然や
ウチと同じように学校一のイケメンといわれとって、同時に学年一の人気者なんやから他学年の生徒でも知らん奴はまずおらん
そんな蔵ノ介が少し怒ったような不機嫌な顔をしとる
ウチを見たまましばらく動かんくなっとった蔵ノ介は、ウチの前の席にウチと向き合う形で腰かけると皿に山盛りにされとったトマトを一つ、ひょいッとつまんで口に入れた
貴「・・・それ、ウチの昼御飯なんやけど」
蔵「ん？あぁ、そいつはすまんかったなぁ。Aはトマト嫌いやと思ってたんやけど」
そう謝りながらもトマトを食べる手を休めない蔵ノ介は、やっぱり優しい
蔵「ほら、早う食べんと先生に起こられるで」
笑顔でそう急かす蔵ノ介にあほ、と悪態つきながらも、ウチはスープとパンを食べ始めた
女子たちも蔵ノ介を見てさすがに潮時やと思ったのか気づいたとき、教室には一人もおらんやった
食べ終わったうちらはぎりぎり時間に間に合い、怒られずにすんだ
昼休みは蔵ノ介と謙也の３人で屋上におった
貴「で、二人共何で教室に来たんよ？」
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花海アリス(プロフ) - ホントだ、ご指摘ありがとうございます！！蔵ノ介ですね！すみません、なおします！他にも何かあったら言って頂けると嬉しいです！ (2022年2月22日 12時) (
レス) id: 23b2334824 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - はじめまして、小説読ませて頂きます！すみません、もしお気づきでしたら白石くんの名前の漢字間違えていらっしゃるのでお手隙の時に直された方がいいかもしれないです。突然失礼致しました。 (2022年2月22日 11時) (レス) id: ed37ae653c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花海アリス | 作成日時：2022年1月3日 15時
