【名探偵コナン】 悪魔の奏唄

46話 ページ46

莉緒side

只今、銃の乱射音に紛れてバイクを走らせる

我ながら器用だと思う

観覧車の棒の上を走るなんて

誰かが標的なのか観覧車を壊そうとしているのか

目的は分からないがとにかく今は頂上を目指す事だけ考える


コナンside

赤｢5秒だけなにかに照らされればなんとか出来るんだが｣

さっきまで誰かを狙っていたらしく車軸から狙いがそれていたがこちらが反撃しないとどうにもならない

そんな中赤井さんは5秒だけ照らしてくれれば…と言った

コ｢五秒でいいの？｣

そう聞いた瞬間

バンバンバンバンっ！

ジン達の黒いヘリコプターはまた打ち始めた

それも車軸を狙って

このままじゃ

そう思った時

ブォン、ブォン！！

観覧車の頂上からバイクの音が聞こえる

安「バイク！？」

何でバイクが…？



莉緒side

頂上に着いた俺は観覧車の中心を狙い始めた黒いヘリコプターに向かって聞こえるようにバイクを鳴らす

莉「観覧車じゃなくて俺を狙え」

聞こえるわけないと分かっててもそう言う

黒いヘリコプターは一回撃つのを止めた

どうやらバイク音は聞こえたようだな

バイクのライトを付けて…

ブォン、ブォン！

エンジン全開にして走り出す

勢いを付けて観覧車から飛び出す

が…

莉「やっぱ届かないか」

黒いヘリコプターまでは届かず落下する

落下する前

黒いヘリコプターに乗ってる人物と目があった

あれは確か…

思い出そうとした瞬間

黒いヘリコプターに取り付けられていた銃を乱射し始めた

莉「ちっ」

フードを深くかぶり力を作動させ、銃の弾を弾くが

フードを深くかぶっている間に何発か撃たれたため

血が飛び散る中

俺はそのままバイクと共に地上へと落下した


ジンside

観覧車から飛び出すバイク

バイクに乗っていた人物は…

ウ「さっき倉庫にいた男だぜ、アニキ」

倉庫で不敵に笑っていた男

キャ「邪魔だな！撃ち落としてやる」

一瞬止めようと手を伸ばした自分に驚いた

ジ(何で止めようと…？)

伸ばした手を止めると

バンバンバンっ

銃の音と共に血が飛び散る

そして撃たれた彼が落下する

ただそれをボーッと見ていた

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