『浮気しました。ごめんなさい』【男主】 (ページ9)

今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:129,991 hit

7 ページ9

何個か講義を受けて、今はお昼。
お洒落な音楽が流れるカフェに二人でいた。

『ごめんねテヒョナ～』

｢……ん｣

今日もAを取られっぱなしの俺は、すこぶる機嫌が悪い。
流されるAもAだ。
行儀悪く、珈琲を音を立てて飲んだ。

『そうだ！テヒョンア、デート行こっか。久し振りに』

｢…ほんと？｣

『うん！お店巡りしよっか』

Aが提案してくれた場所は、俺のお気に入りの所。服屋多いし、美味しいものも沢山。あ、あとは街並みも綺麗だしね。

そんなこんなで、少しは不機嫌が紛れた俺。
講義は次の時間で終わり。またもや俺の大好きな放課後デートみたいな感じになるのでとても嬉しい。
ほら、高校生って感じじゃん？若い頃に戻るよ～。

｢クレープ｣

『いっぱい食べよっか』

｢うん｣

カトクを開いて、ジミナにメールを打つと直ぐに既読がつく。

｢今日Aとデートしに行くから｣

｢よかったね
早く別れろ｣

喜んでるのか、妬んでるのかどっちなんだよ。あ、今回狙っていた人が彼女できたってとこだろ。

｢ジミナ乙｣

｢本っ当お前ってデリカシーないよね｣

今はなんと言われても怒りはしないよ。
だってデートだもん！

｢早く講義終わんないかなー｣

『テヒョンアそんなに楽しみ？』

｢だって…ね？｣

『ふふ、そうだね』

察したのか、微笑んでくれる。
早く時間にならないかなー。