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「こんにちは」
「こんにちはー…っテヒョンくん!?」
「んふふ、相席失礼するね」
前見つけたAとの浮気相手。茶髪の髪の毛を軽くカールさせて、メイクは薄めで男ウケしそう。それでも可愛い顔なのが分かるのはその子の生まれつきで。
「どうしたの…?」
同じ授業を取っているのに、話をしたのは指で数えられるほどだから、戸惑うのも無理はない。
「なんだと思う?」
表情ひとつ変えないのが余計に動揺させるのだろう。彼女の眉間にシワがよる。
「何も思い当たる節はないけど」
「ふざけんなよ。尻軽女」
彼女にだけ聞こえる声で呟くと、目を見開かせる。うん、その顔が見たかった。
「なんてね。冗談だよ」
「わかってるの…?」
「…俺を誰だと思ってるの?Aの恋人だよ?」
「っぁ…」
顔を青ざめさせて席をたとうとしたが、そんなの俺が許さない。
「君には怒ってないよ。ね、少し話しようよ」
君にはと言う言葉一つで、気が変わるなんて、余程自分に害を与えたくないんだ。糞女じゃん。
「…少しね」
「わは、ありがとう!!」
チラチラ視線を感じるから、大きな声では話さないけどね。
あ、俺の顔が良いからなのは自覚済み。どれだけの人に言われたと思ってるの?
「1から全部話してね」
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りさ(プロフ) - ハッピーエンドがいいです! (2019年3月10日 18時) (レス) id: 75dff0bdbb (このIDを非表示/違反報告)
のあ - めっちゃおもしろいです!! (2019年2月13日 15時) (レス) id: 6ad1841f9d (このIDを非表示/違反報告)
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