テスト前朝にて ページ10
昨日の私へ、昨日の私は有能でしたね。
朝起きてすぐ、日記を読み返す。
そこには、魔法石学について忘れそうになっていたのかまとめられていたのと、課題を終わらせ石の請求書を送ったことが書いてあった。
テストはどうやら教室で行われるらしく向かう為に、準備をしていた。
すると、扉がいきなり開きその後、
「おはよう！Aさん！いい天気ね！」
何故か、クラエス家の御令嬢がそこには立っていた。
「お、おはようございます？カ、カタリナ様…」
私の返事に、笑顔で頷く。その顔は、満足げだった。
……後ろにいるメイドに、目を配る。
何だか慣れているのか、溜め息を吐いていた。
止めてほしかったなぁ。
「カタリナ様、どうしてこちらに？」
テストまでに多少は余裕があるが、こちらとしては良い迷惑なのだ。
私/俺は、一人が良いのだから。
一人でないと、ダメなのだから。
そう私が言うと、カタリナ様はこちらに向かってきて、一言。
「まだ学園に慣れていないでしょう？私が、案内してあげるわ！」
と、とてもお人好しな回答をくれた。
「カタリナ様、私事なのですが本日、テストがあるのです。有難い申し出を断る形になってしまい、申し訳ありません。」
そう言い、頭を下げる。
「いいえ、それは仕方のないことなのですから、全く問題ありません。では、また明日来ますね！」
と、そう言い帰ってしまった。
明日、明日って言ったか御令嬢。
メイドは、申し訳なさそうに頭を下げてくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
両儀家の畳(プロフ) - カメ豆腐さん» ありがとうございますとても嬉しいです！！！ (2020年5月2日 0時) (
レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
カメ豆腐(プロフ) - はめふらの小説あるなんて！続きが楽しみです！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月2日 0時) (レス) id: dc76f76660 (このIDを非表示/違反報告)
両儀家の畳(プロフ) - 怜奈さん» ありがとうございます！！更新意欲がとても湧くので感謝です！！！ (2020年4月25日 14時) (レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - いつも、楽しみに見ています！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: f5d18b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：両儀家の畳 | 作成日時：2020年4月20日 22時
