彼について_22話を読んでから推奨 ページ37
ヴェンジャーという少年について
──俺は、ただ彼女の笑顔が欲しかったんだ。
本編で語るかわからないです。頑張って話聞き出してカタリナ様。
保険の為に書いておく作者です。
失踪したら許して
この物語が始まる数十年前の話です。
少年は隣に住む少女にある日恋心を抱く
そのまま、数年が過ぎた
彼女が5歳になって数日、未だに彼はお祝いを渡せていなかった
覚悟を決め、渡そうと出掛けようとした瞬間後頭部を殴られ気絶する。
目が冷めた場所は暗くて、寒くて、
生まれて初めて恐怖を覚えた。周りで大人達は何か準備していた。
縛り付けられ、口に何かを入れられた為喋れないが、目だけは動かせた。
ふと、彼女を見つける。何故か、拘束はされていない。
恐怖で怯えている彼女を救いたいと思った。
体は動かない、心だけが急いでいる。
それは突然だった。
彼女は大人達に剣を持たせられた。
小さな体に不似合いな大きい剣
何を血迷ったか、彼女は横に転がっている人達を剣で刺し始めた。
泣きながら、ただ泣きながら刺し始めた。
そして彼女は狂ってしまったのか、
「ごめんなさい」しか言わなくなった。
その様子を見て冷静に頭が働く。
きっと操られているんだ───
カツカツと足音が近付く
どうやら、俺の番らしい。
そして、最後の犠牲者だ。
俺の顔に彼女の涙が溢れる
可愛らしい口からはずっと謝罪しか語られない
あぁ、何て似合わない。
君には、笑顔が一番なのに──
君がわらって、話しているのが良いのに──
約束する、俺はどんな形になっても、
君を、守ってみせる。
体に剣が突き刺される。
不思議と痛くはなかった。それが、恋心抱いた
相手だったからなのか、それとも、本当に別の形になるからだろうか───
彼女は一人になる。いや、二人になった。
怖いくらいに静かになったその部屋で
ずっとずっと誰かもわからない悲鳴を聞いている
終わった筈の茶番、けれどそれは彼女には永遠と残る呪いになった。
自己犠牲に満ちた彼女、格好の的であった。
だから、自分の中に入り込んだ変な奴にも
対応をしていた。
一人は駄目、必ず、私と貴方、二人で、背負いま、しょう？
そんな事をずっと誰かに言い聞かせていた。
まるで、彼女には変な奴の正体がわかっているかのように───
月明かり、真紅に染まった部屋に少女と少年は佇む。
少女と少年、この事件の黒幕を殺す物語は始まる───
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両儀家の畳(プロフ) - カメ豆腐さん» ありがとうございますとても嬉しいです！！！ (2020年5月2日 0時) (
レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
カメ豆腐(プロフ) - はめふらの小説あるなんて！続きが楽しみです！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月2日 0時) (レス) id: dc76f76660 (このIDを非表示/違反報告)
両儀家の畳(プロフ) - 怜奈さん» ありがとうございます！！更新意欲がとても湧くので感謝です！！！ (2020年4月25日 14時) (レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - いつも、楽しみに見ています！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: f5d18b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：両儀家の畳 | 作成日時：2020年4月20日 22時
