テスト ページ31
早速で悪いが、私は諦めそうになっている。
授業をする為に教室に向かったのだ、気を使ったのかは知らないが結構広かった。
しかし、そこでは
「先生ｪ、手伝いますわｧ！」「私もですわｧ！」
と猫撫で声の令嬢達がわんさかいた。
きっと、魔法省だの何なの立場が明るみに出たので媚を売りに来たのか、それとも…
「いや大丈夫だ。あまり備品に触らないでくれ」
そう言うと、何故か彼女たちがな不服そうな顔をして離れた。
その顔、本来私がするものだろうに…
そんなやりとりをしている内に授業開始時間になっていた。
この時、私の腹は決まってしまった。
「では、授業を始めよう」
そう言い、席に座っている生徒の確認をした。
…うん、この学園のトップ達がいるのかは知らない。いや本当に、2年生徒会メンバー全員は笑えないぞ？
気にしていても仕方ないので、この場にいる
全員に石を配る。
質問が来る前に、一通り話す。
「これは魔力を宿せる石だ。今からテストをする。内容は、これに君達の魔力を入れて欲しい、それだけだ。入れ終わったら私に渡して、今日はそれで終わりだよ。」
そういい終わり、ついでに石も配り終えた。
反応を見ると舐め腐った態度をしている者がたくさんいる
そんな様子に溜め息を吐いてしまった。
そこから数分後、何人か入れ終わったらしく
さっさと帰って行った。
もう会う事はないだろうと思った時
「せ、先生！質問です！」
と、カタリナ嬢から呼び出された。
「どうした、カタリナ・クラエス嬢」
「あ、あの入れ方のコツを教えて頂けませんか？」
「む、良いだろう。では、他に聞きたい者はいるか？」
そうすると、他の者も手を上げた。
その光景に少し笑ってしまう
「自ら行動する者は素晴らしい、見習う事を推奨するよ。まぁ、此処には本物の天才がいるから多少同情もするがね」
そう言い解説を始める
「入れ方のコツは、とにかく集中する事だ。
自身の回路を目視できるまで集中する。目視と言っても、中々難しいからイメージするんだ。自身の血管に魔力が流れるイメージする。
それでも難しい者はもう少し教えよう。」
そう言うと多少空気が明るくなった。
提出する者も増え、それをまじまじと見ている。
「先生！ありがとうございました！」
と言う者もいて嬉しいと思った。
全員が提出し、見るとやはり飛び抜けている物が多数ある。
「流石は生徒会、石が喜んでいるな」
若々しい魔力を浴び、石がとても喜んでいた。
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両儀家の畳(プロフ) - カメ豆腐さん» ありがとうございますとても嬉しいです！！！ (2020年5月2日 0時) (
レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
カメ豆腐(プロフ) - はめふらの小説あるなんて！続きが楽しみです！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月2日 0時) (レス) id: dc76f76660 (このIDを非表示/違反報告)
両儀家の畳(プロフ) - 怜奈さん» ありがとうございます！！更新意欲がとても湧くので感謝です！！！ (2020年4月25日 14時) (レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - いつも、楽しみに見ています！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: f5d18b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：両儀家の畳 | 作成日時：2020年4月20日 22時
