私とは？ ページ28
「おはようございます、ジオルド王子、メアリ様」
お辞儀をした後、席に座る様促される。
そして、
「単刀直入に聞きます、Aさん。この学園に来た目的はなんですか？」
と腹が黒い王子に言われた。嘘をつく理由もない、真実を言ってしまおう。
「では、自己紹介から。初めまして、私はA・ブロークンという。魔法省で魔法石学部の部署長をしている者だ。この学園に来た目的、というより友人にこの学園に魔法石学を教えに行けと言われたので来ただけだ。ちなみに、友人は魔法道具研究室部署長のラーナ・スミスだよ。」
そう言い終わると、驚かれると思ったが何だか
やはり、みたいな反応をされて多少此方が驚いてしまった。
「まさか魔法省の幹部がここに来るとは思いませんでしたわ」
その目は、暇なんですの？と語っていた。
「残念ですが、魔法石学部は現在私しかいませんので、暇なんですよ」
と笑顔で返しておいた。嫌味を込めた。
「では、もう一つ。貴女、闇の魔力について知っていますか」
闇の魔力、嫌な名前だ、本当に。
まるで、私みたい───
「あぁ、知っているさ。大方、私が何か問題を起こした、いや？起こしかけたかね」
カマをかけたが、どうやら当たりらしい。
ジオルド王子が何かを言いかけたが、それを手で止める。
「残念だが、私は覚えていないよ。昨日の事も少ししか記憶していないし。闇の魔力に関わっている、という情報しか私にはないからね。詳細はわからないよ。」
そういうと、緊張が解けたのか二人は黒いオーラを出さなくなった。
「さて、お話はこれだけかな？まぁ数日後私の正体が明かされるだろうし、問題ないだろう。」
帰ろうとする私にジオルド王子が言うのだ。
「貴女は、この先どうするのです？この学園に来た目的はそれだけではないでしょう？貴女───」
なんだ、解っているのか。
彼等は私の事を何処まで知っているのか？
もしかして、彼の事も───？
縺昴ｌ縺ｯ縲√Θ繝ｫ繧ｵ繝ｬ繝翫う
縺昴ｌ縺ｯ縲√う繝ｩ繝翫う繝弱だ繝
繧ｫ繝翫ャ繝?ワ繧､繧ｱ繝翫う
繝弱だ繝ｳ繝?ワ繧､繧ｱ繝翫う
思考が塞がる、悲痛な叫びに似た呪い───
「私は、ある約束を守る為だけに生きているのさ。その後？知らないよそんな事。では、また授業で」
そう言い部屋を出た。
私/俺が可笑しくなるのを、初めて感じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
両儀家の畳(プロフ) - カメ豆腐さん» ありがとうございますとても嬉しいです！！！ (2020年5月2日 0時) (
レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
カメ豆腐(プロフ) - はめふらの小説あるなんて！続きが楽しみです！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月2日 0時) (レス) id: dc76f76660 (このIDを非表示/違反報告)
両儀家の畳(プロフ) - 怜奈さん» ありがとうございます！！更新意欲がとても湧くので感謝です！！！ (2020年4月25日 14時) (レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - いつも、楽しみに見ています！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: f5d18b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：両儀家の畳 | 作成日時：2020年4月20日 22時
