非常事態_カタリナ ページ24
あっさりと言いのけた彼、ヴェンジャーが
とても恐ろしく感じた。
えぇ…乙女ゲー厶ってこんなに壮大だったけ…？
その内容の重さに困惑していた。
製作者は一体何をどう考えたらこんなのを思い付くんだ！？
「大袈裟に言ったら全員死ぬ。闇の魔力に取り憑かれて人が暴走、血塗れの惨劇が始まるだろうな。」
「そんな…」
「おい、何とかならねぇのかよ」
ソフィアやアラン様が言う。
そう、何とかしなければならない。
「いや、解決方法はある」
全員の顔が明るくなった気がする。
彼の言葉に希望を感じたが、しかし
聞いた事を後悔することになる。
「まず当面はカタリナ嬢の救済力に頼るとして、無理になったら
1つ目、Aと俺を殺すこと。
俺とAは一心同体みたいなモノだからただ単に殺すだけでいいな。これが一番楽だ。
2つ目、俺達をこんな風にした奴を殺すこと。
これは探すだけかな、まぁでもカタリナ嬢に引っ付いてたら勝手に現れそうだけどな
殺したら、俺とか村人達が全員成仏するからな。」
誰も、何も言えなかった。
現実を突き付けられた気がした。
だって、こんなにも理不尽で無責任なのだから
皆が、それぞれ事態を飲み込んでいる気がした。
「すまない、少々席を外す───」
唐突に彼がドアの方に目にも止まらぬ速さで、何かを構えながら走っていった。
その勢いでドアを開け、走る音が響き渡るのと同時にドンッと爆発音がした気がした、いやしていた。
何が起こっているのかしら、いや本当に……
次の瞬間、彼が誰かを引きずって部屋に帰ってきた。
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両儀家の畳(プロフ) - カメ豆腐さん» ありがとうございますとても嬉しいです！！！ (2020年5月2日 0時) (
レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
カメ豆腐(プロフ) - はめふらの小説あるなんて！続きが楽しみです！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月2日 0時) (レス) id: dc76f76660 (このIDを非表示/違反報告)
両儀家の畳(プロフ) - 怜奈さん» ありがとうございます！！更新意欲がとても湧くので感謝です！！！ (2020年4月25日 14時) (レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - いつも、楽しみに見ています！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: f5d18b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：両儀家の畳 | 作成日時：2020年4月20日 22時
