状況説明 ページ23
案の定、カタリナ嬢は途中で黙ってしまった。
分からない事が多過ぎて頭がパンクしたのだろうか。
「仕方ない、さてここからは俺が説明しよう、君達が分かった事は何だ、教えてほしい」
「えっと…」
律儀に手を上げていたので彼女を当てた。
「では、ソフィア嬢」
「は、はい。貴方はヴェンジャーさんで、闇の魔力の塊？みたいな物で、普段はAさんですが人の悪意を感じると貴方に替わる…という事までです。」
「うん、素晴らしい。だが、全く話は進んでいないな！」
パチパチと手を鳴らす、恥ずかしそうにソフィア嬢は顔を下に向けた。
「目が青色はA、赤は俺という情報も追加しておこう。」
横にいるカタリナ嬢を見ると、先程からずっと
唸っていた。
「ではまず、カタリナ嬢が俺達の心理領域に入ってきてだな」
「あのそれはどういう」
ジオルド王子が何か言っていたが無視を決め込む
「まぁそこでは追い払ったんだが、何を思ったか次の日からカタリナ嬢はちょっかいをかけに来るようになってな。」
ーーー
ーー
ー
学園での事を全て話した。
様々な反応の中で一番多かったのは笑いだった。
だが、
「闇の魔力の塊である貴方、ヴェンジャーでしたか。どうして人格を持っているのですか」
そう、あの腹が黒そうな王子に指摘されてしまった。
「そうですねぇ、なぁアンタら闇の魔力を得る方法は知ってます？あっ、言わなくて結構ですよ。」
胸糞悪いですからね、と付け加える。
皆律儀に黙って次の言葉を待っていた。
「とある村での話、ご存知
結論、多分俺の魂と闇の魔力が混ざったんだよ。」
辺りが静まり返っていた。顔が真っ青になっている。
慣れてしまったから、あまり考えなかったが
これはとても酷い事なのだろう。
「ヴェンジャー、貴方一体何歳なの…いつ、そんな事が起こってしまったの…？」
震えた声でカタリナ嬢が訪ねてくる。
「そうですねぇ、確か15年前だから俺が8歳の頃ですかね。Aはそん時5歳だな。」
小さな悲鳴が聞こえた気がした。
「そして、闇の魔力の魂である俺が耐えきれなくなった時、ここら一体の物や人は全て死ぬ。」
あっさりと言いのけた。
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両儀家の畳(プロフ) - カメ豆腐さん» ありがとうございますとても嬉しいです！！！ (2020年5月2日 0時) (
レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
カメ豆腐(プロフ) - はめふらの小説あるなんて！続きが楽しみです！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月2日 0時) (レス) id: dc76f76660 (このIDを非表示/違反報告)
両儀家の畳(プロフ) - 怜奈さん» ありがとうございます！！更新意欲がとても湧くので感謝です！！！ (2020年4月25日 14時) (レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - いつも、楽しみに見ています！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: f5d18b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：両儀家の畳 | 作成日時：2020年4月20日 22時
