許可を取りに─カタリナ会議 ページ20
私、カタリナ・クラエスは今とても迷っていた。
そう、悩みの種はAちゃんなのだ。
彼女に「独りにしないで」と言われ、一つ返事で言ったのだが……
カタリナ会議開始
「どうやって一人にしない様にしましょうか」
「でも、私あんまり一人の時間がないよね〜」
そうなのだ！
大体いつも誰かが隣にいる。
「ジオルド様達に頼んで、私を一人にして貰えないかしら」
「それはいいわね！」
「で、でも…」
「どうしましたか？カタリナ・クラエス」
「頼んだとして、皆判ってもらえるかしら…」
そう、いきなりAちゃんと一緒にいたいから一人にして！何て言ったら、Aちゃん
の事を皆怪しむのではないのか…？
それに、ラファエルの事件もあったし…
「もう、話すしかないのでは」
「本人に許可なくは駄目でしょう！！」
「一回、彼に聞いてみるしかないのでは」
「どうやって〜？」
「夢の中で会うしかないでしょう」
私、こんなにファンタジーだっけ……
あっ、魔法とか使えるからファンタジーか
「では、皆さん。夢の中で彼に許可を取ると言う事で良いでしょうか。」
「「「「異議なし！」」」」
提供
カタリナ・クラエスカタリナ・クラエスカタリナ・クラエスカタリナ・クラエスカタリナ・クラエス
ーーー
ーー
ー
「アンタさぁ、お人好し過ぎない？」
目が覚めると真っ暗な空間にいた。
やった！成功した！
「喜ぶな、普通は来れないんだぞ」
でも、前に来た時より怖い感じがない。
…変わらず、彼女の泣き声は聞こえているけれど
「で、何の用なんですかね」
あのね！私、一人にしないって言ったんだけど
一人になる時間がないの！
だから、アナタ達の事情を話したいなって……
「えぇ……アンタ、正気かよ。他人の事情に首突っ込む…いや、こっちが突っ込ませたな。んじゃいいよ、別に。」
ありがとう！！明日早速言うわ。
「あぁ、言うなら俺もその場にいるよ」
？なんで？
「アンタ、物事ややこしくしそうだからな。
説明下手くそだろ？多分」
…はい…きっとその通りです………
図星だった。会ってほんの少しの人に言われてしまった。
「明日、生徒会の集会がある。その時に話せばいいじゃねーかよ。」
ありがとう！
そして、場所まで提供させてくれた。
あれ？なんだか私助けられてない？
さて、明日からAちゃんを一人にしないぞー！
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両儀家の畳(プロフ) - カメ豆腐さん» ありがとうございますとても嬉しいです！！！ (2020年5月2日 0時) (
レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
カメ豆腐(プロフ) - はめふらの小説あるなんて！続きが楽しみです！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月2日 0時) (レス) id: dc76f76660 (このIDを非表示/違反報告)
両儀家の畳(プロフ) - 怜奈さん» ありがとうございます！！更新意欲がとても湧くので感謝です！！！ (2020年4月25日 14時) (レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - いつも、楽しみに見ています！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: f5d18b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：両儀家の畳 | 作成日時：2020年4月20日 22時
