夢の始まり ページ15
私、カタリナ・クラエスは後悔の念に包まれて寝た。
そしたらなのか、不思議な夢を見てしまった。
目を開けると、そこは真っ黒な空間だった。
なんだが、怖くって。
気を抜くと、腰が抜けそうになってしまう。
そしてら、遠くの方で女の子の泣き声が聞こえてきた。
その声は助けて、と言っているように聞こえて
助けなければと思い、私を奮い立たせ、声の方に向かった。
声の方に向かうと、女の子が体操座りをして泣いていた。
手を伸ばそうにも、見えない壁があって近づけない。
ぐぬぬ、こうなったら！
私は、壁をガンガン殴った。
痛いけど、助ける為なら───
「こりゃまぁ、素敵な救世主サマだコト。おっと、その壁殴っても壊れませんよ」
と、暗闇から少年の声が聞こえてきた。
「だ、誰ですか！？」
声のした方に話しかける。
「ん？俺？俺は、こいつの半分だよ。」
は、半分って何よ！？わかる様に教えてくれないのかしら！！
「半分って事はつまり、アンタが仲良くしてるAの体に住み着いてるのさ。体は一つだけと、精神はAと俺の分２つ入ってるんですよ。」
えっ、何でわかるの！言っていないのに
「そりゃ、アンタが勝手にコイツの精神内に侵入してきたんですよ。わかりますよ、そりゃ。」
な、なるほど？…待って、何かおかしいわ…
あ、貴方！今、Aちゃんに住み着いてるって！？何それ！出ていきなさいよ！
「無理なこと言いますね、勝手に来ておいてさ。アンタ、責任とれんの？」
暗闇の声は、今まで話していたトーンでなく
怒っているように感じ、怯む。
責任って、勝手に住み着いてる貴方に言われたくないわ！
「あのですねぇ、色々こっちにも事情っつうもんがあるんですよ……しゃーねぇ、面倒だ。
帰ってくれ。」
意識が外側に引っ張られる。
最後に、泣いている女の子─Aちゃんに手を伸ばす。
けど、届かない。私はそのまま意思を失った。
泣いている声が響く部屋に彼の独り言は続く
「おもしれー女、興味湧いた。」
彼は一度あの女、カタリナ・クラエスと話してみたいとおもった。
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両儀家の畳(プロフ) - カメ豆腐さん» ありがとうございますとても嬉しいです！！！ (2020年5月2日 0時) (
レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
カメ豆腐(プロフ) - はめふらの小説あるなんて！続きが楽しみです！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月2日 0時) (レス) id: dc76f76660 (このIDを非表示/違反報告)
両儀家の畳(プロフ) - 怜奈さん» ありがとうございます！！更新意欲がとても湧くので感謝です！！！ (2020年4月25日 14時) (レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - いつも、楽しみに見ています！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: f5d18b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：両儀家の畳 | 作成日時：2020年4月20日 22時
