カタリナSide ページ14
Aちゃんに避けられてばかりの日々を過ごしていた。
私は、調子に乗ってしまっていたのだ。
破滅フラグを乗り越え、有頂天になっていた。
だから、彼女の些細な変化にも気付けなかった。
私は、その日Aちゃんを連れて学園を案内していた。何故か、ジオルド様やキース、
メアリやソフィア等、いつものメンバーが何故か加わっていた。
そんな調子で歩き回っていたら、疲れてしまい
そんな私を見て察してくれたのかAちゃんが、
「すみません、皆様。私事で申し訳ないのですが、歩き疲れてしまって。少し、休憩させて頂けませんか？」
と、皆に提案してくれた。
何だか皆は仲良く、主にジオルド様とメアリが
話していた。
Aちゃんは一人、ベンチに佇んでいた。
そこにマリアがお菓子を分けに彼女に話しかけていた。
マリアに便乗して私もお菓子を貰う。
隣に座り、ふと気になった事がある。
自己紹介の際に、ただ農村出身ということしか
話してくれなかった。農村、つまりは畑を作っているのではないか！？
だったから、彼女の両親の元へ行き、畑を見学させて貰えないだろうか！？
我ながら、名案だと思ったのだ。
けど、それは大きな間違いで。
踏んではいけない、地雷だったのだ。
「Aさんは、ご両親は何をしている方なの？畑やってらっしゃる？」
そう聞いた瞬間、彼女の周りに黒いモヤが少し発生していた。
何となく見覚えがあるモヤに、顔をしかめてしまった。
彼女は、泣きそうな顔で笑っていて、
それが、何だか会長に似ていて、
「…死にました。私が、小さい頃に、」
言わせてしまった。
辺りがとても静かになる。
やってしまった、やってしまったのだ。
私の頭はパニックに陥っていた。
すると、キースが最初に口を開いた。
そこで、ようやく正常に戻る。
私は、土下座して謝った。
そんな事で、許してもらえないけれど。
その後の事はあまり記憶にないけれど、
彼女が泣きながら笑って、その場を立ち去ったのを今でも覚えている。
メアリやソフィアに励まされ、その日は終わった。
破滅フラグが、す、進んでしまったぁ！！
どうしましょう！？
悩んでも仕方ない、朝イチで謝らなければ…！
そう思って、私は眠りについた。
その日、夢を見た。
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両儀家の畳(プロフ) - カメ豆腐さん» ありがとうございますとても嬉しいです！！！ (2020年5月2日 0時) (
レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
カメ豆腐(プロフ) - はめふらの小説あるなんて！続きが楽しみです！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月2日 0時) (レス) id: dc76f76660 (このIDを非表示/違反報告)
両儀家の畳(プロフ) - 怜奈さん» ありがとうございます！！更新意欲がとても湧くので感謝です！！！ (2020年4月25日 14時) (レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - いつも、楽しみに見ています！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: f5d18b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：両儀家の畳 | 作成日時：2020年4月20日 22時
