反転 ページ13
このようになるのは予測済みだった。
私にきっと、嫉妬をや妬みを抱えた御令嬢達がが圧力をかけにくるのだ。
───あぁ、なんてみにくいんだろう。
悪意に包まれて、
頭が、可笑しくなりそう？
頭痛が酷い頭を抱えながら、道を歩く
目の前は、徐々に暗闇に呑まれてしまいそうで
私/俺が歩く道はどろどろしていて。
気付けば周りは何も見えない。
これは悪夢/幻
けれど私/俺にとっての現実で
見えていた令嬢達が立ち止まる。
気付けば、あまり人目の付かない場所に来ていた。
この令嬢達が放つ悪意は未熟で鼻で笑ってしまう程だった。
「平民の癖に、生意気ですわ！」
唐突にそんな事を言われた。
それに続け、他の令嬢も言い始める。
「何も持っていない癖に、ありえないわ！」
「そうよ！一体、どんな汚い手を使ったのかしら！？」
ギャーギャーと騒ぐ令嬢共は、動物を奮起させた。
つまらん、そんな理由か。
もっと、面白いと思っていた。
位が高い人間は、悪意は素晴らしいと思っていたのに。
思わず溜め息を吐いてしまう。
俺は、ここに来てから溜め息しか吐いてない。
嫌な事続きだ、と思ったが訂正される。
あの御令嬢、カタリナ・クラエスと出会った事は嫌な事ではないらしい。
そんな事を思っていたら、いきなり微かだが魔力を感じた。
目の前を見ると、手に火の魔法を発生させた令嬢がいた。
「無視しないでくださる！？あまり私達を見下すと痛い目に遭いますわよ？それとも……遭ってみないとわからないかしら？」
悪役顔で話す令嬢に溜め息を吐いてしまう。
そんな俺の反応に、限界まで怒りが来たのか俺に火の魔法を放とうとする───
さて、
次の瞬間には、俺の身体は火に包まれ──
「待ちなさい！！貴女達一体何しているの！？」
どうやら、
…うん、これは惚れてしまう。
だが、俺には決めた相手がいるのだ。冗談にしておこう。
救世主サマは、令嬢達を睨みだけで払い出してしまった。
…この後の展開は面倒だが、俺は演じるしかないようです。
「…カタリナ様、ありがとうございます。ご迷惑おかけして申し訳ありません。」
「良いのよ、それよりも大丈─あれ？Aさんの瞳って赤色だったかしら？確か、青色だった様な───」
どうやら、俺に気付いた様で。
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両儀家の畳(プロフ) - カメ豆腐さん» ありがとうございますとても嬉しいです！！！ (2020年5月2日 0時) (
レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
カメ豆腐(プロフ) - はめふらの小説あるなんて！続きが楽しみです！これからも更新頑張ってください！ (2020年5月2日 0時) (レス) id: dc76f76660 (このIDを非表示/違反報告)
両儀家の畳(プロフ) - 怜奈さん» ありがとうございます！！更新意欲がとても湧くので感謝です！！！ (2020年4月25日 14時) (レス) id: 828b8ad4db (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - いつも、楽しみに見ています！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: f5d18b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：両儀家の畳 | 作成日時：2020年4月20日 22時
