9話 ページ14
「アスピダ氏、助けよう」
「…………何か策でもあるんですリア氏？僕達一応イグニハイドですけど……」
僕の言葉に、不安そうな顔でこちらを覗き込みながら言うアスピダ氏。
僕は笑顔で彼に自信満々でこう返す。
「アスピダ氏、監督生ちゃんは勿論好きだよね？」
「2番目に好きです。ちなみに1番はリア氏です」
「この状況で告白してくるマジ相棒流石アスピダ氏」
だが、僕の言葉にアスピダ氏は成る程……と、呟き胸元のマジカルペンを取り出して悪い笑みを浮かべた。
ちなみに悪い笑みを浮かべたアスピダ氏は、とてつもなくイケメンである。
そして、彼はユニーク魔法を発動させた。
「
そう唱えると、絡まれていた監督生ちゃんは物凄い勢いでアスピダ氏の方へ引き寄せられ、代わりに一般生徒達は吹き飛んでいった。
彼のユニーク魔法、「僕と君の心の距離」は
魔法かけた相手に対しての心の距離を物理的に現実にする魔法である。
だから好きの部類に入る監督生ちゃんは近くに引き寄せられ、嫌いな一般生徒共は遠くへ飛ばされたのだった。
飛んできた監督生ちゃんをアスピダ氏は僕に渡してくる。目でこれ以上は無理と訴えられた、僕だって無理、あっでもいい匂いする……
「か、監督生ちゃん、一応無事？」
「あっうん、ありがと……リアちゃん……アスピダ君……も」
「ﾋｴｯ……僕はいいんで……まぁ、無事なら良かったﾃﾞｽ……」
そう言ってアスピダ氏は持っていたスマホで顔を隠した。
そんな状況に微笑ましいなぁ、と思いつつ心は冷静になり始めた。
「監督生ちゃん、アレに何された？腕章どこの寮のやつだった？身体的特徴は？僕に教えてくれるかな」
「リア氏顔がマジじゃん……どうしたの、オクタヴィネルに転寮したの？」
「誰か指定暴力団じゃ…………それより監督生ちゃん、ちょっとでもいいから教えて、ね？」
そう言い監督生ちゃんの肩に優しく触れる。
監督生ちゃんは苦笑いをして、
「ううん、いつもの事だし。慣れたから大丈夫だよ」
と指でグーサインをしてくれた。違う、そうじゃない。
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とっとこ(プロフ) - コメントありがとうございました。性別の件に関して、追記を行いました。よろしくお願いします。 (2021年11月30日 20時) (
レス) id: d50c3ae5e0 (このIDを非表示/違反報告)
ななしのヴィランズ - 部外者がなんか言ってて草 (2021年10月25日 17時) (レス) id: b2611adeda (このIDを非表示/違反報告)
ななしのヴィランズ - 草 (2021年10月25日 17時) (レス) id: b2611adeda (このIDを非表示/違反報告)
まるまるん - 古い作品にまでケチつけるとか暇なんですね。もう原作だけ読んでたらどうですか？違反してないならどんな設定にしようと作者様の自由です。気に入らないならあなたが読むの辞めればいい。 (2021年10月25日 14時) (レス) id: b7b0607f35 (このIDを非表示/違反報告)
ななしのヴィランズ - 監督生は女子ではなく、男子ですよ間違えないで下さい それにナイトレイブンカレッジは男子校なので女子は入学できませんよ (2021年10月25日 13時) (レス) @page17 id: b2611adeda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：両儀家の畳 | 作成日時：2020年11月9日 23時
