5進:仕事 ページ7
駿祐side
とはいたもの、明日仕事なんよ。
どうすればいいんやろ。このアンドロイド。
仕事でいない間、勝手に出て行かれても困る。
今は寝とる……。
明日松川先輩に何か言われるかもしれへん。
「そういえば、当ててたよね。一等賞。でも調子に乗らないで気を引き締めて仕事しなさい。」
とかね。
はー、でも怖いんよ。松川先輩。
疲れたし、俺も寝よう……。
＊
次の日の朝。
A「おはようございます。みっちー。今日はいい天気……ではなさそうですね。」
そうやな。確かに今日は雨や。
駿祐「あー今日は仕事やから家で一人で家に留守番や。できるな。」
A「……。」
はあ、ちゃんと待っててもらわんと困るんよ。
君はアンドロイドだから、自分の意思がないから。
電源入れたし、同居する方がないんや。
捨てるのは絶対嫌や。
なんか、見たことあるんよ。向日○A。
記憶のどこかで、覚えてるんやけど。
思いだせへん。
急遽一人暮らしから二人暮らし。
しかも女の子やで。(アンドロイド)
だって、捨てたらアンドロイド・ガイドラインに違反する。
違反したら日常的に困るんや。
規制がかかったりとかな。
捨てる、ではなくて返品する。
でも本来の俺なら今すぐ返品していたかも。
でも、このアンドロイドだけは何故か返品できひん。
俺の中の俺が言うんよ。
「返品してはいけへん。そのアンドロイドは俺にとって大事な
と。
駿祐「じゃあ、行ってくるな。お留守番、しててな。」
A「ん。分かりました。一人は寂しいですが……。行ってらっしゃいませ。」
寂しい……。
アンドロイドって感情あるんやっけ……。
まあ、約20年前のアンドロイドだから人間の話の�爛錙璽畢瓩鉾娠�して喋る。
これが旧型。
今最新型は感情があってロボットスーツではない。
駿祐「行ってくるわ。」
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作者名：三日月島 | 作成日時：2021年7月28日 16時
