I am アンドロイド!! 【なにわ男子】 (ページ14)

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12進:しゅんちゃんページ14

数年前

俺は昔‘しゅんちゃん’というあだ名で呼ばれていた。
でもいつからかしゅんちゃんとは呼ばれなくなって。

ひま「しゅんちゃん！遊ぼ！」
昔、凄く仲が良かった‘ひま’という女の子がいた。
よく遊んで。
駿佑「うん。」
ひまは外で遊ぶのが好きだがたまに倒れていることがある。
そして身体にコードがついてて。
そのコードを繋いであげるとひまは元気になるのは俺だけが知っていた。
ちょっと人間なのかそうではないか。
俺にはよく分からなかった。
ひま「鬼ごっこしようよ。しゅんちゃん鬼っ！」
駿佑「鬼⁈」
ひま「うん！逃げろー！」
俺はなんだかんだひまと遊ぶのが好きだった。
ひまはどこから来たのか、家はどこなのか、よく分からない。
駿佑「ま、待ってー！」
ひま「わあー、しゅんちゃん速い！」
ひまは俺と同い年で、幼稚園には通っていなくて。
もうすぐ俺は小学校に入学するからひまと同じ学校に行くのか、ランドセルの色は何色なのか聞いてみた。
そしたら

ひま「私は幼稚園にも行かないし、小学校にも行かない。ランドセルはない。」

って言うたん。

その時は何も思わなかった。
でも普通に考えてオカシイ話だ。
そして俺が入学式から帰ってくると机の上に手紙が置いてあって。

「今までありがとう。私はこれからもうしゅんちゃんと遊べない所に連れて行かれる予定なの。だからもう会えないんだ。もうしゅんちゃんとの思い出は消されるかもしれないから次会えたときは忘れているかもしれない。本当にありがとう。遊んでくれて楽しかったよ。ひま」

こう書かれていて。
それっきりひまとは会ってなくて。
会いたい。
けどなんか。

Aにひま、似てる気がする。