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「許さん…俺が行かせへん」
「なんで……」
なんか…怒ってるように見える。
いつもの丸ちゃんじゃない。
「なんで合コンとか行くん」
「いや、…あの、にんず……
「Aには俺がおるやん。
やっぱり俺はAにとってただの男友達なん？」
人数合わせでって言おうとした言葉を
丸ちゃんに遮られる。
「え…？どういう……」
「俺はAの彼氏にはなられへん…？」
怒ってた表情が今度は悲しそうな表情になる。
やめてや…期待しちゃうやん。
思ってること、私と同じやもん。
私だって丸ちゃんの
彼女になりたいってずっと思ってた。
どうせ、友達やもんって思ってた。
「丸ちゃ………「俺のこと男として見てや」
私の気持ちも伝えようとした。
でも、伝える前にまたその言葉を遮られて
今度は体も引き寄せられる。
気づいたら丸ちゃんの香りに包まれてた。
そして、
「…A、好きや」
耳元で丸ちゃんの声が聞こえた。
丸ちゃん、
「私も、好きやもん……」
Fin.
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作者名：Chii.
| 作成日時：2017年8月31日 0時
