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丸ちゃんのアホ。
女たらし。
冗談でも女の子のとこ行かんといてよ。
なんて本人には言われへんけどな。
丸ちゃんの中で私は"女友達"でしかないからさ。
「Aと喋るのほんま楽しい(笑)」
とか
「Aとおると安心するわ〜！」
とか。
もう、友達やん。
分かってる。もう。
「もう、いいもん。丸ちゃんのアホ」
小さく呟いた。
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キーンコーンカーンコーン
最後の授業が終わり、速攻帰る。
丸ちゃんに話しかけられる前に速攻帰る。
こうやって丸ちゃんと騒いで冗談言いながら
ギャーギャー言ってる方が
私たちには合ってるねん。
って心の中で言い聞かせながら。
「ちょ、A！なんで先帰るんよ！
いつも途中まで一緒に帰ってるやんか！」
校門を出て帰ろうとしたところで
腕を掴まれる。
「…そうやったっけ」
とぼけてやった。
ほんまは丸ちゃんの言う通り、
お互いに用事がない限り途中まで一緒に帰ってる。
でも今日はそんな気分じゃなかった。
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作者名：Chii.
| 作成日時：2017年8月31日 0時
