男の欲は程々に。(緑) 完

３.作戦その２ ページ9

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…バカ忠義。



デレデレしやがって。




忠義くんはあんな容姿だし、優しいから

自然と男の子も女の子も寄ってくるようで。



女の子も至近距離で話してるし。



多分彼女いること知ってると思うんだけど。




ただの友達がそんなボディータッチするか！？




でも…あの女の子可愛いな。


私と何が違う…？



あ…分かった。





「化粧してる」





「なに突然」





ボケーっとその様子を見ながら呟くと

隣にいたサキが反応する。






「サキ、鏡貸して」





「はい？どーぞ？」






鏡持ってない時点で女子力皆無。




私の顔を眺めて思う。




"どスッピン"






「化粧すれば人って可愛くなれる？」





「うーん、結構変わると思うよ」






「しよう、化粧しよう」





「あー可愛くなろう作戦ね」






あのデレデレした忠義くんの顔見て決意した。





私だって化粧すれば

あの女の子達ぐらい可愛くなれるのでは？




髪の毛変わったし、更に可愛いに近づけるよね？







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