あのね、わたし。 (ページ43)

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それが、わたしの。ページ43

「ジェミナ～、」
「なあに、Aちゃん」

「ナナちゃん、」
「なあに、Aちゃん」
「今日はね、マークオッパがランチ奢ってくれたの」
「よかったねえ、何食べたの？」
「オムライスとナポリタンで迷って、マークオッパに選んでもらってナポリタン食べたんだけどね？ナポリタンの中に入ってたウインナーが赤ウインナーだったのが幸せだったよ」

あれから、どちらともなく始まった”今日の幸せ”コーナーが私たちの恒例になった。２年間毎日小さな幸せを寝る前に彼の腕の中で報告する会をしているこの時間が、毎日１番の幸せです。

「Aが今日も幸せを見つけられて、ちゃんと教えてくれたことが俺の今日の幸せ！」
「ふふ。ジェミナだいすき」

朝起きて隣に彼がいるのが当たり前なこと。

なんの連絡もしなくても毎日帰ってきてくれること。

毎日一緒にご飯を食べられること。

「俺も大好きだよ」

どちらともなく合わさる唇。

だんだん絡っていく足。

そこから始まる行為。

彼に愛されること。

今日もあなたの温かい腕の中で幸せを願う。