あのね、わたし。 (ページ5)

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ロンジュンと彼女と週末ページ5

唐突だけど、すごーく唐突だけどロンジュンには付き合って5年の彼女がいる。わたしがロンジュンと出会った頃、彼らはもう3年の記念日を迎えていた。何が言いたいかと言うと、ロンジュンは彼女と言う存在がありながらわたしと出会ってから、2年もかけてわたしを自分の都合のいい女に仕立て上げたたのだ。
実に遺憾である。しかし、わたしもまたロンジュンを都合のいい存在だと認識している。言わばお互い様の関係。

…とお互いに認識していたのだけれど。
気がつけばわたしはロンジュンを好きになって依存してしまっていたし、ロンジュンもまたわたしに依存しているのではないかと思う。

たまにわたしが職場で仲良くしてくれてる、上司のマークオッパと飲みに出掛ければしきりにそれはまるで彼氏かの様に｢Aちゃん、まだ帰ってこないの？」｢迎えに行こうか？」とメッセージを送ってくるのだ。

わたしが｢まだ帰らない」｢お迎えも大丈夫だよ、送ってもらう」と返せばすぐに電話を掛けてきて

｢だめだよ、Aちゃんは俺のところに帰ってくるでしょ？どこなの？教えて、」って言うんだよ？束縛じゃん？彼氏じゃん？？彼氏じゃないの。おかしいよね？

そんなロンジュンだけど、週末は連絡が途切れる。おかしいよね？？あんなにわたしのこと束縛するのにね？？
週末がお仕事休みのロンジュンと、これまた週末休みのロンジュンの彼女。金曜日の夜から日曜日にバイバイするまで一緒に過ごしているらしい。

これだから週末は嫌い。ロンジュンがいない週末は嫌い。

金曜日の朝に｢いい子にしててね」って優しく頭を撫でるロンジュンが、きらい。