自分の身は自分で ページ5
この話はイナコから出発して、村人と会うまでの話です
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イナコから少し離れた森の中をローレンスは一人歩いていた
ガサガサ…
ローレンスの少し前の茂みが動いたと思うと、その茂みから男が二人出てきた
一人は細身で、もう一人は大柄な男
そして、二人とも刃物を持っていた
賊1「若い娘が一人でこんなところにいちゃ危ないぜ(ニヤッ」
細身の男がローレンスに話しかける
二人の男は顔がニヤけており、ローレンスを品定めするかのように見ていた
しかし、ローレンスは二人がそこにいないかのように歩みを止めることはない
男たちとの距離は一メートル弱
それでも止まらないローレンスに対して少しの怒りが男たちに見て取れた
賊2「おい!無視してんじゃねぇぞ!」
大柄な男がローレンスに刃先を向けた
その瞬間…
賊2「っ!?ぁ、あ”あ”あ”あ”あ”…!!」
森の中に男の叫び声が響く
刃先を向けられたローレンスが男の右手首を掴み力強く引いた
その細身からは想像できない力に驚き、気が緩んでいた男は足元が悪いという理由もあり体制を崩した
男が前のめりになると、ローレンスは男の右肘に自分の右膝を思いっきり打ち付けたのだ
いきなりの痛みに男は持っていた刃物を離し、ローレンスに打ち付けられた肘を抑え、よろめきながら後退したのだ
一瞬の出来事だった
賊1「てめぇ!!っ…!!」
もう一人が反撃しようとしたとき、男の頬を何かが掠る
後ろの木を見てみれば先ほどまで大柄な男が持っていた刃物が刺さっていた
男の頬を生ぬるいものがつたう
恐怖を覚え、男たちはただローレンス見る
「…さて、急ぎましょうかね」
ローレンスは何事もなかったかのように歩き始め、男たちの横を通り抜ける
横を通ったとき、ローレンスの口元が動く
その瞬間に顔を青ざめる男たち
”『次は、ないと思え』”
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戦闘できる女性ってかっこいいですよね!!
完璧作者の趣味です!!←
本編でもローレンスは戦ったりそうでなかったり?←
未定です(笑)
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作者名:はる | 作成日時:2016年5月24日 22時