続・スペインさんの小国家

軍 ページ3

〜ｽﾍﾟｲﾝside〜


暫くしてからやっと落ち着いた
でもまだ怒りが収まらない



ｽﾍﾟｲﾝ「お前、Aの兄貴やろ…？
せやのに何でこないなことするん？」


ﾌﾗﾝｽ「仕方ないだろ…」


ｽﾍﾟｲﾝ「仕方ないわけあるか！！
お前、Aが死んでもええ言うんか！」


ﾌﾗﾝｽ「んなわけねぇだろ！」


ｽﾍﾟｲﾝ「お前がしたことはAを殺すのと同じことや！」


ﾌﾗﾝｽ「…じゃあお前はどうなんだよ」


ｽﾍﾟｲﾝ「は？」


ﾌﾗﾝｽ「お前だって自分の事でいっぱいになって
俺にAのこと全部任せてたくせに
こんな時になって親分面しやがって！」


ｽﾍﾟｲﾝ「それは…」




ぐうの音も出なかった

ここ最近はずっとフランスにAを
任せとった

俺自身、それどころやなかったし
兄妹だからっていうのもあった



フランスの言う通りや
俺がフランスを説教できるような立場やない



せやけど、黙ってられへんよ…




ｽﾍﾟｲﾝ「Aは…どれ位の人数の兵を？」


ﾌﾗﾝｽ「…士官が1人、参謀4人、兵士6人
合計 11人」


ｽﾍﾟｲﾝ「11人！？」



そんなん無茶過ぎる
11人で世界を相手に戦うなんて
死にに行くもんやんか！



ﾌﾗﾝｽ「俺と一緒に行動させるから…」


ｽﾍﾟｲﾝ「そういう問題ちゃうやろ！
ほんまにAが死んでまうやろうが！！」








「大丈夫ですよ」


『！！！』






声のする方には
軍服を身に纏った

Aの姿があった

2 = 1→←拳

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