【戦姫絶唱シンフォギア】―ガングニールを受け継いだ少女―【テニスの王子様】

―６― ページ8

逃げ惑う人々。
ノイズは、そんな人たちを襲い殺していく。

『おかあさん…』

泣きそうな顔な歌音。
そんな歌音を宥めるように、頭を優しく撫でる。

響「――大丈夫。お母さんが歌音のこと守るからね」

ギュッと抱きしめる。
響は座り込み、歌音をステージの下にある大人一人が入れるほどのスペースに避難させる。
不安そうな顔の歌音に、やさしく微笑み扉を閉めた。

立ち上がり、響とマリアと合流する。

響「翼さん！マリアさん！」

翼「響！」

響「すいません。少し遅れました」

マリア「歌音は？」

響「ステージ下にある避難スペースに。頑丈ですし、壊れることはないと」

翼「そうか……。…行けるか？」

響「――もちろん！」

マリア「私も行けるわ」

翼「――よし、行くぞ!!」




―――Balwisyall Nescell gungnir tron

―――Imyuteus amenohabakiri tron

―――Seilien coffin airget-lamh




聖詠を唱えると、三人はギアを纏った。
三人はノイズへと向かっていった。



―――守ってみせる。たとえ、自分の体が滅びようとも…!!

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