【戦姫絶唱シンフォギア】―ガングニールを受け継いだ少女―【テニスの王子様】

―５― ページ7

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翼「みんな!!今日は私達のライブに来てくれて、ありがとう!!」

マリア「久々にこんなに大勢の前で歌えて、私達もうれしい!!ライブはまだまだ続く!!最後まで楽しんでいきなさい!!」

――ワァァァァアアア!!

翼「――実は今日、このライブに私達が妹のように可愛がっている女の子が来ている。その娘は、体が生まれつき弱く、外出も月に一度出来るかできないくらい弱い。外出は発作が出る可能性が高く、もし少しでも処置が遅れれば命に関わる。だけど、そんな可能性があるのにもかかわらず今日は来て、楽しんでくれている!!――ありがとう！」

「その娘」というのは、歌音のことだった。
歌音は誰のことがわからず、首を傾げていたが響はわかった。

響「翼さん…」

マリア「その娘のためにも、みんなのためにも私達は全力で歌う!!だから、みんなも全力で楽しんでくれ――――」

その時だった。
どこからか爆発が起こった。

響はイヤな予感がし、後ろを振り向く。
そこには―――爆発に巻き込まれてしまった人の死体、そして……“ノイズ”。

「「「っ!?」」」






.






壊された時間。
壊した雑音。

鉄の臭いと、人々の悲鳴。


―――神様、なぜ貴方はこんなにも非道なんですか？


誰かがそう呟いた。

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