#06 ページ7
席に着くと、優くんに声掛けられた。
「あれ？A、コンタクトにしたの？
案外かわ」
「ねーえっ！
何話してたと思う！？ねえってばー！！」
蒼太くんに遮られ、優くんが何言ったのか聞こえなかった。
私と優くんは目を合わせ、ため息をつき、そして
「蒼太くん、気にしすぎです」
「もちた、気にしすぎ」
私と優くんが同時にそう言うと蒼太くんは
「むー……」
と言って頬を膨らませた。
(な、なんて可愛いのでしょう……)
「あーっと……
あかりちゃんと恋雪はほんとに髪の話してただけですよ。
安心してください」
そう言うと蒼太くんの顔はパァーッと明るくなり、
「そ、そうなんだ！
よかったー……」
「ほんっともちたは分かりやすいなぁ」
「はあ！？優に言われたくないし！」
「俺のどこが分かりやすいんだよ！？大体……」
2人の討論は永遠ループしそうだったので私はカバンから本を取り出した。
栞をはさんでいたページをあけ、読み始めるとこんな文があった。
『キリト君……大好きだよ。ずっと、一緒にいようね』
……私もいつか蒼太くんにこんなこと言いたいなぁ。
せめて、あかりちゃんに好きな人がいれば……
(！！ 私、何考えてるんだろ……)
最低だ……。
(もう、いいや……)
そのまま私は眠りの世界へと旅だった。
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びすけっと(プロフ) - 琉乃さん» コメントありがとうございます。完結にいけたのも皆様のおかげです。続編、楽しみと言っていただけて嬉しいです。 (2015年2月28日 8時) (
レス) id: f744fb2eea (このIDを非表示/違反報告)
琉乃(プロフ) - 完結おめでとうございます！続編たのしみにしてます！(ｏ^ω^ｏ) (2015年2月27日 23時) (レス) id: b724fc3623 (このIDを非表示/違反報告)
びすけっと(プロフ) - あさん» ありがとうございます。頑張ります。 (2014年12月30日 7時) (レス) id: f744fb2eea (このIDを非表示/違反報告)
びすけっと(プロフ) - のえるさん» ありがとうございます！分かります、行きたいですよね……。これからも頑張ります！ (2014年12月30日 7時) (レス) id: f744fb2eea (このIDを非表示/違反報告)
あ - すごく面白いです！ 更新がんばってください。 (2014年12月30日 7時) (レス) id: 43f7a68357 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びすけっと | 作者ホームページ：
作成日時：2014年12月6日 13時
