□251 翔 ページ6
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智「ねぇ、潤。聞いて？」
泣き疲れたのかぐったりと、
智にぃに凭れる潤の背をたたき、
これ以上ないくらい優しい声を出す智にぃ。
俺らは、そっと見守る事にした。
だけど、まだ静かに泣いてる彼には届かない。
潤「っめなさ・・っぅ・・」
智「じゅーん？智にぃ見て？」
潤「んっ、ん・・？」
智「ふふ^^やっと目が合ったね。
あー、ほら、ほっぺた真っ赤じゃん」
腕の中で不思議そうに智にぃを見上げる潤。
"何で怒ってないの？"って視線でそう問うてる感じ。
智「お話しできる？」
大分落ち着いた潤は素直にコクンッて、
頷いて智にぃに動かされるまま、
肩に頭を乗せれる体制になった。
一瞬、手の怪我を見て声をもらす智にぃ。
でも、今は聞かない事にしたみたいだ。
智「潤、何で俺にごめんなさいって言ったの？」
潤「んーんっ・・や、だ・・っ」
あらら^^;さっき頷いたばっかなのにな・・。
智「潤？ちゃんと教えて？」
潤「なん、もないっ・・」
智「じゅーん、潤が心で苦しいなぁーって、
思った事智にぃに教えてくれる？」
潤「っ、ないっ・・はなして・・っ」
熱でわけわかんなくなってて幼くなった潤には、
このくらい子供に話すようにした方が伝わりやすい。
だって"離して"って言ってるのに、
手はぎゅって智にぃの服掴んでるんだもん(笑)
智「じゅーん、だいじょーぶだよぉ・・」
根気よく話しかける智にぃに、
だんだん潤も身体の力抜いてきて・・。
潤「おっ、れね・・っ」
止まってた涙を再び流しながらも、
一生懸命昨日俺に伝えた内容を告げる潤に、
智にぃは頭を撫で頷きながら聞いてあげる。
智「うん、うん・・そっか・・」
声も出して返事して、
"ちゃんと聞いてるよ"って、
伝えてあげる智にぃ。
智「よしよし、苦しいねぇ・・」
"強くなりたい、どうしたら頼ってくれる？"
って、散々自分を責めてから最後に告げた潤は、
呼吸が上手く出来なくて苦しそう・・。
智「すぐ楽になるから、ちょっと頑張って呼吸しようね？」
翔「潤、ほら、ゆっくり、ゆっくり呼吸な？」
なんとか声掛けたりして整った後、
智にぃはきちんと抱き直して、
頭を包みながら耳元で囁く。
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マイアラ(プロフ) - 初めまして！おもしろく、みんなの絆が強くて涙が止まりませんでした。次も読みたいのでパスワード教えて頂けませんか？ (2018年4月7日 17時) (
レス) id: c36432277e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - はじめまして面白くて一気にここまで来ました！次も読ませていただきたいのでパスワードおしえてていただけませんでしょうか？ (2016年5月24日 12時) (レス) id: 96efe55c6f (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - すごくおもしろいです！Part7も読みたいので、パスワード教えてください！ (2016年5月17日 1時) (レス) id: 70d4c7b9bf (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - １周年おめでとうございますっ！！これからも作品楽しみにしてます！頑張ってくださいねヾ(´∇｀)ﾉ (2014年4月10日 1時) (レス) id: dddb57723b (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - はじめまして！この小説PART1からみてます！そしてみゅうなさんの大ファンになりました！更新頑張って下さい♪ (2014年4月3日 17時) (レス) id: 03ff74e771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2013年7月22日 1時
