□291 智 ページ48
・
翔「まだ熱あるなー・・」
潤「・・しょーに・・」
夕飯の時間までぐっすり眠れた双子。
疲れがたまってたのかな？そのおかげで和は、
平熱位まで下がって楽そうだが、潤はまだぐったり。
不安みたいで翔から離れない。
熱は37.8。明日また上がったら病院に連れて行こうか。
和「おいしぃ！」
雅紀「ほんと？よかったぁ！」
和はお粥も全部食べれた。
んで、体が楽になると潤の事が心配で仕方ないみたいで(笑)
和「潤くん？どっかいたい？」
潤「ん・・あたま・・」
和「つらいね・・撫でてあげるね。喉は？乾いてない？」
潤「・・のむ・・」
和「ポカリでいい？はい、どーぞ？」
翔「かーず？(笑)俺いるから大丈夫だよ？ほら、寝てな？」
和「ん、大丈夫」
翔「ぶり返したらどうするの？今日はだーめ」
和「・・心配なだけ、なのに・・」
翔が潤の世話をしたがる和を２、３度止めると拗ねながら
俺にきゅって抱きついてきた。もしかして、和、泣きそう？
翔は潤の頭なでながら俺に「ごめん」って口パクして苦笑い。
俺と雅紀も苦笑いしてから、和の小さな声に耳を傾ける。
智「かず？翔ね、和が潤の事心配なの分かってるから」
和「・・じゃ、なんで、いじわる言うの・・？」
雅紀「翔にぃ、和が心配って言ったんだよ？」
和「・・」
智「ふふ、和わかってるもんね〜？」
コクッて頷いた和は恥ずかしかったのか俺の胸に
顔をうずめた。俺はそのままぽんぽんって背中をたたく。
潤「ん・・おいし・・」
雅紀「よかったぁ。ゆっくり食べなね？」
翔「ほら、もう半分食べれた。すごいね〜」
和の半分くらいの量のお粥をゆっくりもぐもぐ食べる潤。
身体はしんどいだろうに、翔と雅紀に甘えられて幸せそう・・。
潤「んぅっ、けほっ・・」
翔「おっ、と。大丈夫？ほら飲みな？」
すると急に苦しそうにむせこんだ潤。
翔はお粥の器を置いてお茶を口元に
差し出して雅紀は背中をさすってあげる。
少しして落ち着いた潤は、瞳うるませて２人を見上げる。
翔「びっくりしちゃったね」
雅紀「もう大丈夫？」
その問いに小さく笑って頷いた潤は、２人の手を握って少し動かす。
翔「ん？どうした？(笑)」
潤「・・んど、けど・・んな・・るから・・くない・・よ」
嬉しそうに言った潤の声は小さかったけど、
『しんどいけど皆いるから怖くないよ』って確かに伝わった。
やっぱり、この子の傍にいてあげたい。そう更に強く思った。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 541人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マイアラ(プロフ) - 初めまして！おもしろく、みんなの絆が強くて涙が止まりませんでした。次も読みたいのでパスワード教えて頂けませんか？ (2018年4月7日 17時) (
レス) id: c36432277e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - はじめまして面白くて一気にここまで来ました！次も読ませていただきたいのでパスワードおしえてていただけませんでしょうか？ (2016年5月24日 12時) (レス) id: 96efe55c6f (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - すごくおもしろいです！Part7も読みたいので、パスワード教えてください！ (2016年5月17日 1時) (レス) id: 70d4c7b9bf (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - １周年おめでとうございますっ！！これからも作品楽しみにしてます！頑張ってくださいねヾ(´∇｀)ﾉ (2014年4月10日 1時) (レス) id: dddb57723b (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - はじめまして！この小説PART1からみてます！そしてみゅうなさんの大ファンになりました！更新頑張って下さい♪ (2014年4月3日 17時) (レス) id: 03ff74e771 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2013年7月22日 1時
