□289 翔 ページ46
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潤「ぅ、ん・・やっ・・」
双子の寝息が響いてた静かな部屋。
俺らは各自携帯いじったり本読んだりと自由に
暇つぶししてたが、潤の魘された声で急いで双子に近寄る。
潤は顔を歪めて、汗でびっしょり・・。
潤「やっ、ぁ・・」
眠ってるはずなのに目からはポロポロ涙が流れる。
智にぃは和の隣に座り、俺と雅紀で潤の傍に座りこむ。
「じゅん、じゅん？」とゆさゆさと揺らすがなかなか起きない。
和「ん・・じゅんく・・？」
俺らの声で和が起きて、急いで潤の姿を確認。
うなされてる事に気づくと熱のせいで涙腺が弱く
なっているのか、すぐに和もぽろぽろ泣き出して・・。
智「かーず・・？おいで？」
智にぃが素早く抱き起こしてぎゅってしてる。
和は智にぃに抱かれながらも「じゅんくん・・」って泣く。
潤「や、だっ・・やぁっ・・！」
パッと目を開けた潤はパタパタと手を振り回す。
潤「やっ、んっ・・やぁっ！！」
高熱と悪夢で訳わからなくなってる潤はすぐに息が上がる。
苦しそうに呼吸をして、それでも「嫌だ」「怖い」と繰り返す・・。
過呼吸ギリギリ。早く俺らの体温潤に伝えなきゃ。
翔「じゅーん、翔にぃだよ？ここにいるよ？」
雅紀「じゅん？じゅん？大丈夫、こわいものないからね・・」
潤「やっ、はぁっ・・ぎゃー・・っ！！」
翔「じゅーん・・？」
雅紀の目は少し潤んでて・・。
時折唇噛み締めてるから泣くの耐えてるんだろうな・・。
俺は雅紀の頭を一度撫でて、潤に何度も声を掛ける。
少しパニックが収まってきたところでぎゅって抱きしめる。
潤「っ・・！やっ、やっ・・」
翔「じゅん、にぃだよ？翔にぃだ」
潤「んっ、にぃっ・・や、っ・・」
翔「だいじょうぶ、怖いものないよ・・？」
雅紀「じゅーん？俺の手、分かる？」
潤「ん、にぃっ・・け、るっ・・たい、いたい・・っ」
翔「痛いね、しんどいね・・にぃがぎゅってしてるからね？」
お腹とか腕とかさすってあげて、痛みを和らげる。
ぽろぽろ泣いてた潤もだんだんと落ち着き、俺にしがみつく。
潤「にぃっ、に、ぃ・・っ」
雅紀「えらいねじゅん。頑張ったね・・」
パジャマに浸透しちゃうくらい潤は汗かいてて。
苦しそうに呼吸する潤の前髪をかきあげて汗を拭う。
潤「んっ・・」
翔「ん、ごめんね？ぎゅーしてようね・・」
パニックの後の潤はかなり心が不安定。
少しでも身体が離れると泣き出しそうになる・・。
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マイアラ(プロフ) - 初めまして！おもしろく、みんなの絆が強くて涙が止まりませんでした。次も読みたいのでパスワード教えて頂けませんか？ (2018年4月7日 17時) (
レス) id: c36432277e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - はじめまして面白くて一気にここまで来ました！次も読ませていただきたいのでパスワードおしえてていただけませんでしょうか？ (2016年5月24日 12時) (レス) id: 96efe55c6f (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - すごくおもしろいです！Part7も読みたいので、パスワード教えてください！ (2016年5月17日 1時) (レス) id: 70d4c7b9bf (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - １周年おめでとうございますっ！！これからも作品楽しみにしてます！頑張ってくださいねヾ(´∇｀)ﾉ (2014年4月10日 1時) (レス) id: dddb57723b (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - はじめまして！この小説PART1からみてます！そしてみゅうなさんの大ファンになりました！更新頑張って下さい♪ (2014年4月3日 17時) (レス) id: 03ff74e771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2013年7月22日 1時
