□281 翔 ページ38
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潤「さとにー？しょーにー？」
智「ん？なーに？」
潤「暇？暇ならここきて！隣！」
翔「ふふ(笑)いいよ？」
双子のお望み通りゲームも散歩を両方して、
夕飯も家で智にぃと和がちょっと凝ったものを
作ってくれて、いっぱい食べた俺ら。
雅紀は課題が〜って２階に上がっていって。
和は今お風呂中。もうすぐ上がってくるんじゃないかな？
リビングでくつろいでた俺らは潤に呼ばれ、隣に座る。
潤「ふふっ、二人共ゲットー^^」
甘えた声を出して俺らの腕をぎゅって掴む潤。
ただ甘えてるだけにも見えるけど、ちょっと様子が変だ。
潤「・・」
だってすぐ考え込んだように黙って俯き、
俺らの腕に指でぐるぐるって書いてる。
俺と智にぃは軽く目配せする。
そして智にぃが「どうした？」って優しい声で問えば、
少し瞳をうるませた潤が俺らを交互に見つめ、また俯く。
潤「・・おれ、学校・・行こう、かな・・」
少し抱きつく腕に力を入れ、呟いた潤。
近づく始業式に緊張しちゃってるのか・・？
でもそれにしては、やっぱ様子がちがう気がする・・。
智「ん？どうした？」
智にぃが腕をそっと離させて頬を手で包み、
視線を合わせて本音を聞き出そうとするが潤は
ポロポロ泣き出して、首を横に振る・・。
智「じゅん、おいで？」
智にぃがぎゅって腕の中にいれて、
俺は背中をゆっくりさすってあげる。
本人が話さないと俺らには潤の考えが分からない・・。
智「なにかにぃにお話あるならしていいんだよ？」
潤「っ、んーん・・ち、がうっ・・」
翔「んー？何が違うの？」
潤「ちが、うもんっ・・」
ちがう、ちがうって首を振る潤。
俺らはなにを伝えたいのかわからなくて。
ひとまず落ち着かせようと話しかけ体温を伝える。
潤「・・れ、・・がまま・・」
智「ん？わがまま？潤が？」
潤「ん」
少したったらそう呟いて智にぃの
胸に埋めてた顔を少しだけだして俺を見る。
その瞳は親に怒られてる幼い子供のように、
涙とともに不安の色を浮かべてて・・。
翔「潤が何言っても俺ら嫌ったりしないよ？」
智「ね、大丈夫。迷惑って思ったりしないから、ね？」
「嫌う」「迷惑」って言葉に潤の肩がピクリと動いた。
潤の言葉を止めてたのはその気持ちか・・。
家族って伝わっても、やっぱり何かを伝えるのには勇気が必要だよね。
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マイアラ(プロフ) - 初めまして！おもしろく、みんなの絆が強くて涙が止まりませんでした。次も読みたいのでパスワード教えて頂けませんか？ (2018年4月7日 17時) (
レス) id: c36432277e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - はじめまして面白くて一気にここまで来ました！次も読ませていただきたいのでパスワードおしえてていただけませんでしょうか？ (2016年5月24日 12時) (レス) id: 96efe55c6f (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - すごくおもしろいです！Part7も読みたいので、パスワード教えてください！ (2016年5月17日 1時) (レス) id: 70d4c7b9bf (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - １周年おめでとうございますっ！！これからも作品楽しみにしてます！頑張ってくださいねヾ(´∇｀)ﾉ (2014年4月10日 1時) (レス) id: dddb57723b (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - はじめまして！この小説PART1からみてます！そしてみゅうなさんの大ファンになりました！更新頑張って下さい♪ (2014年4月3日 17時) (レス) id: 03ff74e771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2013年7月22日 1時
