■276 翔 ページ32
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午前中でスキーは終わりにする予定で。
結果潤は雪だるま作ったり雪で遊んだあと、
和と雅紀が滑るのを１、２回見たあとに、
練習用の坂を俺と智にぃと一緒に何度か滑った。
んで、双子が気が済むまでソリを押してあげた(笑)
雅紀「あー！楽しかったー！！」
潤「和にぃ上手だったねー♪」
和「潤くんも止まれるようになってたじゃん♪」
更衣室でわちゃわちゃしながら着替えて、
借りた道具を返しに行く。
丁寧に双子はお礼まで言ったたのが微笑ましかった(笑)
潤はすぐに俺の腕にくっついて、
凭れるように体重をかけて甘えながら歩く。
熱がもしかして上がってるかもしれないから、
車ついたら熱計らせないとな・・。
智「ねぇ、皆お腹空いてるー？」
雅紀「俺空いた〜！」
和「俺もー！」
車に戻るまでの道のこの会話に、
潤は途端に顔を曇らせて俺を見つめてくる。
潤「・・俺、空いてない・・」
翔「ん？食べれるだけでいいよ？俺のと半分こする？」
潤「んーん、いい・・一口も、いらない・・」
翔「じゅん？食べないのはだめだよ？」
潤「いらっない・・いらないもん・・っ」
翔「え、どうした？何で泣くの？」
楽しそうにしてたからまさか泣くなんて思わなくて。
すると前で雅紀にぃと智にぃと話してた、
和がすぐに俺らの方を振り返ってさっきまでの、
甘えん坊の顔とは一変して"潤を守る兄"の顔になった。
和「潤くん？何で泣くの？そんなに食べるの嫌？」
智「じゅん？車まですぐだから歩こうね〜^^」
ポロポロ泣いて何度も袖で目元を拭う潤。
車まで歩いてドアを開けて後部座席に雅紀、
その前の列の席に俺、潤、和で座り、
運転席に智にぃが乗り込み皆で潤を見る。
すぐに和が額に手を当てると潤はビクッてする。
和「潤くん・・熱いね・・」
その一言に潤は俺から離れて和に抱きついた。
潤「っめんねっ・・かっ、にぃ・・たのしっ、そ・・、
だったのに、おれっ・・じゃまっ・・ちゃうっ・・」
『ごめんね和にぃ。
楽しそうだったのに。
俺、邪魔しちゃう。』
ひっくひっくしながら潤がごめんねって言う。
どの程度具合悪いのか分からないけど、
隠さないって事は午後までの元気はないってことだろう。
和「うん、うん。潤くん、大丈夫だから、ね？
邪魔じゃないよ、全然。潤くんそんな事言っちゃダメ。
思っちゃダメ。和にぃそっちの方が悲しいな・・」
そう、邪魔だなんて思う必要ないんだよ、潤・・。
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マイアラ(プロフ) - 初めまして！おもしろく、みんなの絆が強くて涙が止まりませんでした。次も読みたいのでパスワード教えて頂けませんか？ (2018年4月7日 17時) (
レス) id: c36432277e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - はじめまして面白くて一気にここまで来ました！次も読ませていただきたいのでパスワードおしえてていただけませんでしょうか？ (2016年5月24日 12時) (レス) id: 96efe55c6f (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - すごくおもしろいです！Part7も読みたいので、パスワード教えてください！ (2016年5月17日 1時) (レス) id: 70d4c7b9bf (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - １周年おめでとうございますっ！！これからも作品楽しみにしてます！頑張ってくださいねヾ(´∇｀)ﾉ (2014年4月10日 1時) (レス) id: dddb57723b (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - はじめまして！この小説PART1からみてます！そしてみゅうなさんの大ファンになりました！更新頑張って下さい♪ (2014年4月3日 17時) (レス) id: 03ff74e771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2013年7月22日 1時
