□261 和 ページ17
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一度眠れた潤君だけど、
１５分くらいたったらすぐに、
瞳を開けて何かを探すようにキョロキョロしだした。
潤「んっ・・ん・・？」
翔「じゅーん？どうした？」
翔にぃは落ち着かない潤君の頭を、
そっと包んで撫でながら耳元で優しく問いかける。
潤「・・・にぃっ・・たば、こがね・・？」
翔にぃに包まれながらも、
瞳だけはキョロキョロと彷徨って、
何かから逃げるように翔にぃの裾を掴んだ。
潤「たばこね？あついの・・じゅってして、いたいの・・」
翔「大丈夫、大丈夫、な？和が助けてくれただろ？」
潤「・・うん・・で、もね？たばこ・・こわかった・・。
おれにね？じゅって、つけられるかなっておもった・・っ。
あとっ、あとね？かっこ、いいって・・おれっ、あのね・・？」
翔「じゅーん、ゆっくりでいいよ？ゆっくり、ゆっくりね？」
さっきは過呼吸で苦しくて話せなかった恐怖心を、
早口でポロポロって吐露してく潤君。
たばこも女もかっこいいって言う言葉も・・。
全て、潤君のトラウマ。恐怖の対象でしかないんだ。
翔にぃは頷いて聞いてあげておもむろに俺の手を掴む。
翔「潤、ここに怖い物はないよ？だいじょーぶ・・。
ほら、この手誰のかなー？潤、当ててみて？」
そっと俺の手を引っ張って、
潤君の前でひらひらと動かす。
すると何か怖い物を探すように、
キョロキョロと動いて落ち着かなかった瞳が、
ゆっくり俺の方へと向いて落ち着いた。
潤「ぁっ・・かず、に・・」
翔「ふふ、当たり^^そうだね、和にぃだね〜。
ほら、和にぃぎゅーしてって言ってごらん？」
にぃ達は、パニックになる潤君を落ち着かせるのが上手だ。
ほら今だって。
話しかけながらポンポンッて手を動かす。
誰だってこのリズムは落ち着くもんね^^
俺は未だに、２人っきりの時に、
潤君がパニックになるとどうしても、
焦ってにぃに頼っちゃうもんな・・。
潤「んぅ・・？」
翔「潤、いいの？和にぃ言ったらぎゅーしてくれるよ？」
潤「んっ・・かずに、ぎゅーして・・？」
翔にぃの腕にすっぽり収まって、
俺をじっと見ながら言う潤君が、
なんだかたまんなく可愛い(笑)
和「ほれっ、ぎゅー^^」
だから翔にぃから潤君受け取って、
思い切りぎゅってしてあげたら・・。
潤「ふふっ^^かずに、あったかいね」
嬉しそうな笑顔を見せてくれた。
潤君、暖かいから俺も落ち着くんだよね。
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マイアラ(プロフ) - 初めまして！おもしろく、みんなの絆が強くて涙が止まりませんでした。次も読みたいのでパスワード教えて頂けませんか？ (2018年4月7日 17時) (
レス) id: c36432277e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - はじめまして面白くて一気にここまで来ました！次も読ませていただきたいのでパスワードおしえてていただけませんでしょうか？ (2016年5月24日 12時) (レス) id: 96efe55c6f (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - すごくおもしろいです！Part7も読みたいので、パスワード教えてください！ (2016年5月17日 1時) (レス) id: 70d4c7b9bf (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - １周年おめでとうございますっ！！これからも作品楽しみにしてます！頑張ってくださいねヾ(´∇｀)ﾉ (2014年4月10日 1時) (レス) id: dddb57723b (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - はじめまして！この小説PART1からみてます！そしてみゅうなさんの大ファンになりました！更新頑張って下さい♪ (2014年4月3日 17時) (レス) id: 03ff74e771 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2013年7月22日 1時
