+♪+ ページ40
・
潤「あっ、おはな^^」
道端にお花を見つけてはプチッと取って、
大事そうに握るため小さい手はすぐいっぱいになるけど、
智にぃにあげるために頑張る潤君。
そしてまた少し進み、住宅街を進んでく。
潤「おっ・・・？」
すると誰かの駐車場に止まってる車の前で、
猫が日向ぼっこしてるのを見つけ、
恐る恐るだけど近づいてしゃがみこむ。
潤「にゃ、にゃーしゃ・・・？」
くぅくぅと眠る猫に問いかける潤君。
触る勇気はないみたい(笑)
潤「にゃーしゃおねんね？
あんね、しゃとにも、おねんねなの」
さすがに起きた猫。
ゆっくりと目を開けて首を起こす。
潤「あ、にゃーしゃおっき？
こりぇね？おはなっ！」
猫の前でニコニコしながら
頑張ってつんだお花をふりふりとする。
潤「ばっばい、ねこしゃー^^」
言いたいことは全て言ったようで、
潤君をただ見つめてた猫に手を振りながら立ち上がり、
またテクテクと歩き出す。
潤「わっ・・・！」
すると見えてきたのは赤いポスト。
潤君は再び恐る恐る近づき、
怖々と言った感じで見つめながら首をかしげる。
潤「お、おにしゃ？おにしゃなの？」
どうやら寝る前に読んでもらった"桃太郎"の鬼が赤で、
それと同じ色だからこれも鬼だと思ったらしく、
大きな瞳をうるうるし始めた。
潤「んっ・・・じゅー、おにしゃやぁ・・。
お、はなっ・・おにしゃ、ないっ！」
頑張ってつんだお花を1つポストの下に置き、
首を横に振ってから来た道を戻る。
どうやら怒らないでのお願いをしたみたい。
途中後ろを何度も見ながらポストが来ないのを確かめて、
ほっとしたのか今の状況に気付いたみたい。
潤「ふぇっ・・・？」
きょろきょろとあたりを見回し、
お花をぎゅっと抱きしめる。
そしてお家もないし、
にぃ達もいないのが分かったみたいで、
ぶわっと涙があふれ出た。
潤「しゃとに・・・っ、しゃとにぃー・・っ。
ふぇえん・・・っ」
運悪く誰も通らないため、
潤君の泣き声が住宅街に響く。
潤「ん、んっ・・・ふぇっ・・しゃとにぃー・・。
しょにっ・・かじゅにっ・・まーに・・ふぇっ！？」
その場で前に転んでしまう。
びっくりして一回涙止まったけど、
すぐに転んだ痛さと寂しさが襲ってきて・・・。
潤「ひっ、く・・んぁ・・・ぅ、わぁぁんっ！」
ゆっくり起き上がり、
ひときわ大きな声で泣き出してしまった。
・・・すると・・・。
智「じゅーっ！！」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 882人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hiromigenkind(プロフ) - はじめまして(._.) もう潤くんが可愛すぎて、このお話し大好きです(*^^*) 何度か読み返し、そのたび、癒やされてます。 翔くんが潤くんに甘々なのが、また最高です!（私、潤担の翔潤LoveLoverなので） このお話しの続き、楽しみにしてます(^^) (7月16日 19時) (
レス) @page25 id: e917264e15 (このIDを非表示/違反報告)
yui - リクさせていただきます★今度潤くんをこちょこちょでおこしてください (2015年4月18日 13時) (レス) id: 6ab684eb33 (このIDを非表示/違反報告)
萌え潤 - 本当にスゴいですね！ あのリクエストしていいですか？ こんどは、潤くんが10才(少学4年) とい設定にしてください！ほかの4人 は、お兄ちゃんと言う設定でお願いします！ (2014年8月1日 7時) (レス) id: dc51f84afa (このIDを非表示/違反報告)
松本月希(プロフ) - 潤くんがかわいすぎて///みゅうなさん、小説書くの上手くて、、2歳の子の表現とか！！すごく、頭の中で想像出来ます///これからも小説頑張ってくださいね！陰ながら応援してます！ (2014年2月10日 17時) (レス) id: 7e8264e1ef (このIDを非表示/違反報告)
みゅうな(プロフ) - ma-chanさん» 両方読んで頂けるなんて光栄です*^^* そんな・・・でも、いつもこうでいいかな？と不安になりながら更新してますのでそう言っていただけると安心しますっ♪暖かい言葉をたくさんいただき、ありがとうございました// 移行しましたのでそちらよろしくお願いしますっ！ (2013年5月20日 1時) (レス) id: 2da3869852 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゅうな
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2013年4月9日 19時
