幼なじみの恨み ページ43
〔不怪side〕
不怪「カイ、Aの調子はどう?」
カイ「快調快調!でも体を奪ってから随分と経ってもまだ体に慣れてないみたいでさ…」
カイの視線の先には苦しそうに呻くAの姿があった
カイ「まだ慣れないの?_______ダーク」
ダーク?「うっ…そンナことは…ナイでス」
カイ「早く慣れてくれないとさぁ……ボクが困るわけ」
ダーク?「すみませン…」
不怪「まさか怪魔の真の長がカイだなんて、あいつらは気づかなかいでしょうね」クスッ
『それぐらいにしておきなさい!』
カイ「侵入者か…」
ダクトの部品が数個外れ、上から二人の影が降りてきた
ちっ……縁起でもないわ
大やもり「ね、ねぇA…本当に大丈夫なの?」
『大丈夫よ、私を信じてちょうだ______』
「大やもり!会いたかったの!!」ばっ
大やもり「うえぇ!!?」
ダークの演技に思わず笑ってしまう
隣を見るとカイも声が漏れぬよう口を抑え、くくくっと笑っていた
『ちょっと待ちなさいよ!あなた……』
「…来るとは思っていたが、まさかこのタイミングとはな」ニヤッ
『なんであなたが…なんであなたが!ダーク!!』
「さあね、オレにもなにがなんだか…」
大やもり「A…ダークって?」
『私の幼なじみ…小学校に入る前、交通事故で亡くなっちゃったの…』
この子の言う通り
でも事故じゃないわ
ダークは学校での出来事をきっかけに、自ら命をおとしたのよ
まあ皆さんは、学校での出来事なんて詳しく言わなくてもわかるわよね?
カイ「ダークはね、自分の運命を恨んで怪魔になったのさ♪ボクにとっては好都合だよ」
ダーク「お前の体さえ奪えば…………オレと同じ思いをすることができる!!!」
『なんのために!?』
カイ「怪魔になるのに理由はいらないよ?だって自ら怪魔になるってことは、それなりの恨みがあったってことだもん」
ダーク「カイ様の言う通りだ」
大やもり「……………」
『最低!じゃあなんで大やもりを巻き込んだの!?』
カイ「それもそうだね!……なんで?」←
いやいやダークから聞いてなかったの!?
ダーク「一番操りやすかったから、かな?」
大やもり「……!?」
ダーク「まあ誰でもいいんだけどね…Aの体内に残る記憶と意思さえあれば、簡単に操ることが可能なわけだし」ニヤッ
…?ダークの妖気…
カイよりも強く感じるのは気のせいかしら
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マリー(プロフ) - えんえんトンネルのとはえいえん鉄道は乗ると出口にすぐ近くなります (2018年3月13日 22時) (レス) id: caf7b3b7ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - とても面白かったです!今から続編読みます!!これからも頑張って下さい!応援してます!! (2016年4月25日 15時) (レス) id: faa5f34eeb (このIDを非表示/違反報告)
西谷愛好家@ふるーてぃー(プロフ) - 怪魔がウバウネより強いということはありえません駄作ですね^^ (2016年3月27日 8時) (レス) id: 6393f6a0c9 (このIDを非表示/違反報告)
ケータLOVE! - 続編完成しました!作者で調べたらすぐ出てきますy(続編の貼り方がわからないだけです…← (2015年1月21日 19時) (レス) id: 3349e45b82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 続編楽しみにしています!頑張ってください!! (2015年1月21日 17時) (レス) id: f1f3437a86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ケータLOVE! | 作成日時:2014年10月2日 22時