怪魔の姫君はウバウネより強い！？【妖怪ウォッチ】

両軍の朝 ページ29

〔大やもりside〕

Aを捕まえてはいけない
初めて彼女を見た時にそう思った
なんでかはわからないけど…


大やもり「間に合うかな…」


朝の6時
みんなが起きてるか起きてないか、という不安定な時間帯
多分オロチとか、その辺は起きてると思うけど…
ボクは急いでAのいる部屋に向かった
誰かに見つからないうちに逃がさないと
運のいいことに、部屋の見張りの妖怪はまだ起きていなかった


大やもり「A！…あれ？」


扉を開けるとそこはもぬけのからだった
逃げたみたいだね…
微かに妖気が残ってるけど、A以外の妖気も感じるから


大やもり「よかった…」ボソッ

オロチ「大やもりか、今日は早いな」

大やもり「うわっ！？…なんだ、オロチか」


気づけば背後にオロチが立っていた


オロチ「オレが来たらまずいのか？」

大やもり「いや…別に…」


ばれないようにそっ、と後ろ手で扉を閉める
オロチに怪しまれたらここに住めなくなっちゃうよ
敵か味方かを見極めるのはオロチの役目
簡単に言えば、屋敷に入れてもいいのかを決める役目ってこと
めんどくさいことになる前にずらかろっと


大やもり「あっ、そうだ！ボク、通販でいいもの買う予定だったんだ！またね、オロチ！」

オロチ「あ、ああ」


走って部屋に戻る
…さすがに怪しまれたかな
咄嗟の嘘だからばれちゃうかも


大やもり「でもA…本当に逃げたのかな」


不安な気持ちとは裏腹に、扉の向こうから楽しげな会話が聞こえてくる
他の妖怪も起きてきたみたい
カーテンがしまっているこの部屋には日光は差し込まない
今日はいつものようにパソコンをひらく気にはならなかった
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短いね、うん←
映画、まだ見てないんですよ！
明日見るんですけど…
見た人！大将の二人出ますか！？

日ノ兄→←帰宅？

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