4人のスタンド使いに惚れられた女の子 第3部

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〜A〜



露伴｢ふーん。肝試し。へぇーーー。さぞ楽しかったんだろうね。僕は誘われてないけど｣


｢それは夜でしたし｣


露伴｢人の怖がるリアルな表情が見れたかもしれないのに｣


｢原稿描いてたら、その……お邪魔になるかなぁと｣


露伴先生が拗ねてる


1人だけ誘われなかったから


そんな子供じみたことが可愛いなんて思うのは不謹慎


｢じゃ、じゃあ今からどこかに行きませんか｣


露伴｢どこか？｣


｢露伴先生の行きたいとこに｣


露伴｢いいよ。支度してくるから待っててくれ｣


｢みんなも呼んでおきますね｣


露伴｢2人でだ。他の余計な邪魔者は絶対に呼ぶな。いいな｣


｢あ……はい｣


頷くと頭を撫でられた


取材なら場所によっては大人数では迷惑だもんね


そういう配慮が自然とできるとこが大人だよね


露伴｢(Aとのデートに邪魔者がいてたまるか)｣


私が露伴先生の漫画の手伝いが出来るなんて光栄だ


精一杯頑張ろう


露伴｢お待たせ。行こうか｣


｢………………っっ！？////｣


さりげなく手を繋がれた


これはどういうアレかな！？


振り払ったりしたら失礼だよね


気にしたら負けなのかな




やっぱり恥ずかしい！！



冷静でいられる露伴先生がすごすぎる


女性の扱いっていうか、こういうのに慣れてるんだな


露伴｢アイス。食べないか｣


｢え、あ…はい｣


露伴｢はぁ……。あのな。僕といる時に余計なことを考えるな｣


｢えと……｣


露伴｢返事｣


｢は、はい！！｣


露伴｢よし。じゃあアイス食べるぞ｣


不機嫌かと思いきや露伴先生はいつも通り


そう言えば今日はカメラを持ってない


取材はいいのかな？



露伴｢どうした。そんなに見つめて｣


｢ちがっ……///カメラ……いいのかなと……｣


露伴｢……あぁ、そういう事か｣


｢露伴……せんせ……？｣


ガッカリしたようなイラついたようなため息


ヤバい


何か失言だっただろうか


露伴｢僕は君をプライベートの時間で誘ったんだ。仕事を抜きにして出掛けたかったからだ。この意味わかるか？｣


｢いいえ……｣


露伴｢僕は君が、Aが好きなんだ。だから他の男と一緒にいるのを見るのはムカつくし、Aの事に関して関われないのも腹立たしい｣


｢私も露伴先生が好きですよ｣


露伴｢ふーん。じゃあこのまま付き合っても問題ないな｣


ん？


好きってそっちの意味！？


LIKEのほうじゃなくてLOVE！？

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