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〜仗助〜
何だよこれ
俺にはAが救えないのか
Aは今、死にかけてるんだろうけど、寝顔は穏やかでただ眠っているだけ
元はと言えばコイツが、吉良吉影が……!!
無駄なことだと分かっていても、クレイジーダイヤモンドで治し続けることしか俺には出来ない
吉良吉影は苛立っているのか、ずっと爪を噛んでる
俺なんかよりも100倍頭の良い承太郎さんでさえ、この状況を打開する方法は見つけられない
吉良「そうだ!時間逆行は!?あれなら時間は戻る。Aが眠る前に戻るはずだ!」
母親「邪神様の空間で魔女の力は使えません。あれは元は邪神様の力ですから」
承太郎「魔女の力について随分と詳しいみたいだな」
吉良「わたしはAと夫婦になる間柄だ。知っていても不思議ではないはずだが?」
仗助「ふざけんな!!誰のせいでこうなってると思ってる!!」
吉良「Aはわたしと結ばれる運命にあった!出会ったあの日からだ!!貴様らのようなクソカス共からAを守ろうとして何が悪い!!」
開き直りやがった、この変態野郎
吉良「全てにおいてわたしだけが!Aに相応しいんだ。分かったら二度とわたし達の邪魔をするな!!」
マジで何言ってんだコイツはよォ
頭のネジ何本ぶっ飛べば、そんなめでたい思考になるんだ
承太郎「それで?お前を愛しているAの目が覚めないのは、どう説明するんだ」
吉良「うるさい。黙れ」
承太郎「先に言っておくぞ。もしこのままAが目覚めなかったら、俺はお前を許さない」
承太郎さんの目は本気だ
マジに吉良のことを殺すって言ってる
露伴「僕達が出会わなければ、こんなことにはならなかったんでしょうね、きっと」
承太郎「露伴の言うことも一理ある。だが出会わなければ、この町に来なければ、Aは一緒悪夢にうなされ、幸行教の教祖に囲われていた。そっちのほうがAにとって幸せだったかもな」
露伴「そんなわけないでしょう!!」
承太郎「だったら。俺達が出会ったことが正しい。そういうことだ」
まるでこじつけ
承太郎さんが言うと、普通に納得する自分もいる
露伴「今のAはまるで……」
何かを呟いた露伴は、バカバカしいと自分を笑った
やり場のない怒りを鎮めるためにスケッチブックを取り出すも、手は全然動かない
承太郎さんも頭を抱えたまま何かしらの策を考える
本当に俺達に出来ることは何もないんだな
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まゆ(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます!ようやく完結の目処が立ってきたので、このまま一気にゴール……出来たらいいなと思ってます(><) (2022年10月10日 19時) (レス) id: ee04455451 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 初コメ失礼します!この作品面白くてつい一気読みしちゃいました!更新頑張ってください🔥楽しみに待ってます! (2022年10月10日 12時) (レス) @page18 id: 2a8d4606f0 (このIDを非表示/違反報告)
chiotea(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (2022年3月20日 1時) (レス) id: 41baf9785a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - おさばさん» コメントありがとうございます!!最近は更新ができなくて申し訳ないです(><) (2021年2月22日 7時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
おさば(プロフ) - 初コメ失礼します!すっごい面白いです…!!更新楽しみに待ちます!無理はなさらず…! (2021年2月22日 1時) (レス) id: 1de1f7238a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まゆ | 作成日時:2018年7月7日 22時