4人のスタンド使いに惚れられた女の子 第3部

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〜承太郎〜



と、誘われて参加したはいいが




｢承太郎さん待って！歩くの早いです！」


Aが予想以上にビビりだった




今年から開催される肝試し大会



二人一組のペアでゴールまでのタイムを競うのだが……




スタートして5分で既にAはリタイア寸前





承太郎｢幽霊なんてこの世にいないんだぞ」


｢何でわかるんですか」


承太郎｢俺が見たことがない」


｢うう……それでも怖いんです」


承太郎｢やれやれ……ほら」


｢？？？」


承太郎｢手を繋いでたら少しはマシだろ」


｢はい(((ﾊﾟｧｧ」


小さな手を掴むと表情は一気に明るくなった


俺としてもAに触れていられるから悪い気はしない



承太郎｢なぁA。スタンドはよくて幽霊はダメなのか」


｢だってスタンドは承太郎さん達の分身のようなものじゃないですか」



あながち間違いではないが


言葉で説明出来たら何でもいいんだろう





Aは手を繋ぐだけじゃ足りないのか腕にしがみついた




｢こうすれば置いていかれる心配がないです」



これまで出会ったどんな敵よりもAが厄介で手強い



Aが愛おしい





周りに人の気配はない








｢ん……」



このまま我慢できるほど俺は大人ではない





Aにキスをすると時間差で驚き俺から離れた




承太郎｢いいのか。俺から離れると置いていかれるかもしれないぞ」


｢それは嫌です！」


承太郎｢なら……早く来い｣

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